クニトコタチ/最初の神様・原始の神様

日本の神様って・・

日本の神様は八百万の神々と言い、めちゃくちゃ沢山の神様が存在します。

古事記に登場する神様だけで321柱も登場し似たような名前が多く、もう誰が誰で誰とどう繋がっているのかを理解するのが難しいです。

書物によっても諸説が様々

だから、正直にいって理解困難なのですね。

神名(神様の呼び名)ひとつを取っても、成長過程で名前が何度も変わり一柱の神様に様々な名前があったりもしますし

また役職名や称号が神名として扱われていたりもするので、同じ名前の別の神様が何人もいたりもして実にややこしいww

さらに厄介な事に、各時代の権力者のパワーバランスにより、神様の事実を色々と書き換えられたり、うやむやにされたりなんて事も普通に行われていたらしいですね。

その上・・・
現代の人々(私達)が推察し仮説や独自理論を加える事で、その説がいかにも一般的であるかのような伝わり方もする。

そうした事が、元々難解であったものをさらに複雑にし・・・
もはや、何が正しいのか?誰も解らなくなっていおり、その神様を正しく特定するのが非常に困難なのである。

結局のところ、謎は謎のままでいいのである。

この神様は実は○○で、この神様と○○な関係で・・・なんて事は考えなくて良くて

神社で言っている縁起を素直な気持ちで受け止め、さらに素直な気持ちで神に手を合わす・・それだけで良いのである。

と言いながら・・・
単なる知的好奇心から・・・原始の神様に付いて自分なりの解釈をある程度まとめて見た。

単なる知的好奇心の上に、私の推測が多々入っているので真に受ける必要は一切ありませんwww

天御祖/アメミオヤ

大宇宙の根源の意識で創造神といっても良い。

それは・・・
もはや姿や形すらも超越した言葉では説明できない存在である。

大宇宙にあるすべての意識 (魂魄) はアメミオヤから分かれて独立したものなのです。

まぁ、言葉では説明できないけれども、絶対的な何か?の事である。

万象万物発生の第一

はるか昔・・・
まだ天も地も未だ分かれていない、もちろん太陽も月も星も生まれていない前のことです。

この宇宙の闇を支配していたのは、「混沌としたエネルギー」のようなものです。

それは限りなく巡り漂って煮えたぎり、姿も形も無くガス状の気体が広大な空間を漂っていました。

そこにアメミオヤが現れて、そのガス状の気体に大きな息を「ふー」と吹きかけました。

すると・・・
そのガスは音もなく静かにグルグルと回り始め、その中心に天御柱(あめのみはしら)が立ち昇り、混沌とした宇宙はやっと姿を現わし始めました。

陽の核は太陽となり、陰の核は月となる

宇宙がやっと姿を現わし始め・・・
そして陰と陽がはっきり分れました。

軽い物質は陽となって「空・風・火」に分かれ、左巻に廻りはじめ、透明で見通しの良い天となり太陽が生まれました。

重い物質は陰となって「水・土」に分れ、右巻に廻りはじめ、この地球となり、後にを生みました。

そして・・・
「空・風・火・水・土」の5つが交わって、地球に初めての神としてミナカヌシが生まれました。

初代クニトコタチ
天御中主神/アメノミナカヌシ/アメナカヌシ

アメミオヤのエネルギーの一部が、はっきりと人の姿で現れたのがミナカヌシです。

人の形になったミナカヌシは、地上の人々に永遠に幸せに暮らせる国作りの極意を教える神「クニトコタチ(国常立尊)」と名を変え、タチバナ(橘)の木を植えて理想郷トコヨの国を建国しました。

なるほど
大地そのものを神格化した存在であり宇宙の根源神とも最高神とも言われているクニトコタチですけど・・・

初代のクニトコタチはミナカヌシなんですね。

初代クニトコタチは八人の御子を産んで世界の八方に派遣する。

初代クニトコタチ(ミナカヌシ)は、一通りの仕事を終えると、空間に漂っている「空・風・火・水・土」の5つの気を混ぜ合わせ8人の人の形をした神を作り出しました。

八人の王子を産み出したクニトコタチ(ミナカヌシ)は八人の王子を世界の八方に派遣し、それぞれの国を建てさせて治めさせました。

八人の王子たちに世継ぎを任せたミナカヌシは天空に帰り、北の空に輝く星(北極星)となって地球を見守ることにしました。

天に還ったミナカヌシを、アメミオヤは北極星に置き、アメノミナカヌシと呼びました。

古事記で最初の神様ですね
古事記での最初の神様のアメノミナカヌシはミナカヌシの天界での称号なのですね。

古事記では、アメミオヤとアメノミナカヌシが混同された感じの表現になっていますね。

二代目クニトコタチ
国狭槌尊/クニサツチ・クニサッチ

八王子を総称してクニサッチと言う

初代クニトコタチ(ミナカヌシ)が産んだ八人の王子は、トの尊・ホの尊・という感じで『ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ』と言う名の八神として表現されています。

初代クニトコタチは八人のうちの一人を選び、自分同様に全世界を一人の神に統治させようとしましたが、各々譲り合ってお互いを立てたので、やむなくサッチ(分割)の道で国を与え治めさせました。

だから、二代目の世嗣の八王子を総称してクニサッチといいます。

全員がクニサツチってなんかアイドルグループみたいですね
八人の王子それぞれが二代目の世嗣(よつぎ)であり、それぞれが二代目クニトコタチとして存在すると言う、現代では理解しにくい非常にややこしい状態ですが・・・

特に日本には『ヱの尊』と『トの尊』が降り立ち、はじめ『ヱの尊』がヲウミの中央政府を治め、その後は交代で世を継いでいったと記されています。

最初の日本の中心は、近江の琵琶湖あたりだったと言うことでしょうか?

天元神(アモトカミ)・八元神(ヤモトカミ)

八人の王子から、日本では八(ヤ)という言葉にはたいへん尊い意味を持つようになりました、八人の王子は八元神(ヤモトカミ)とも呼ばれ世界の大元はこの八柱により支えられているとされています。

八王子の地名の由来でもありますね
この八王子がそれぞれ奥様をもらった事から、十六葉の菊と表現されるようになり、十六葉八重表菊が皇室の紋章になったという説もあります。

天元神は・・・
人間が世に生まれる時に、一人ひとりに守 (もり) を付ける。

この守を「元守 (もともり)」と言い、生命を得え誕生する為に欠かせない働きをする神様です。

16万8千もの形は見えないが存在する何か(精霊)と、魂(こん)と魄(はく)を結い合わすことで、人はこの世での生命を得え誕生する事ができると言う事です。

元守は、人の五臓六腑に宿り人の行動や心境を逐一天元神に報告している。

元守さまを味方につけないとヤバイっすね
自分の身体を大切に、健康第一が大切だという教訓ですかね?

ちなみに・・・
精神をつかさどる陽の気を魂(こん)というのに対し、肉体をつかさどるという陰の霊気を魄(はく)と言うのですね。

ミナカヌシと八元神(八人の王子)の総称を「天尊 」と言う。

この九神が地上にあった時は、天尊(アメミコト・アマカミ)という総称で呼ばれている。

また、この九神が天に還って星となってからの呼び名はアメトコタチと言う神とも言われている。

古事記に出てくる別天津神五柱の最後に現れた神ですね
はっはぁーーーーん!
なるほど、クニトコタチと対をなす神と言われているほど重要な神なのに、古事記にも日本書紀にも扱いが殆どないのが不思議だったけど、そう言うことだったのですね。

アメトコタチは北極星(ミナカヌシ)を中心にした八方にある星の事であり、この九星をアメトコタチと言う神と崇めて信仰していたのだろう・・・

したがってトホカミヱヒタメは、それぞれが神の名であると同時に、八つの方位を表す言葉としても使われる。

ト:南  ホ:東北  カ:西  ミ:東南  ヱ:北  ヒ:西南  タ:東  メ:西北

古代の人々か、ビッグバンから始まる宇宙の摂理や、天体を意識していた事は驚きである。

後にこのトホカミエヒタメの八神は各々五人ずつ子供をもうけました。

三代目クニトコタチ
豊国主/トヨクンヌ/トヨクンヌシ

二代目クニトコタチは八人の王子の総称だったが、三代目からは初代と同様に全世界を一人の神が統治しました。

二代目クニトコタチのクニサツチ達は各々5人の御子を生むが、その内の世継ぎの御子がトヨクンヌである。

三代目の記述は何故か少ない
『ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ』のどの王子の子供なのかは不明なんですね・・・

何故か記述が少ないのでイメージがわきませんが、もしかしたら『ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ』の中の別の誰かなのでは・・・なんて言う妄想も働いてしまいます。

クニトコタチと言う称号はこの代で終わり

何故なら、トヨクンヌの世代から、神の子孫を君、臣、民(きみ、とみ、たみ)の三階級に分けて各々の役割を定めて国を治めたからです。

四世代以降のクニトコタチを、日本を総べ治める中央政府(天) の君(きみ)として「和つ君(アマツキミ・アマキミ)」と呼びます。

トヨクンヌの世代までは神に男女の別はなかった 

トヨクンヌの時代までの神をクニトコタチと呼ぶわけですが、このクニトコタチの神の時代には、神に男女の違いは無く単独で成った神の「独神」と呼ばれています。

トヨクンヌの代に生まれた神々から男女の性別が誕生し、第四世代からの和つ君(アマツキミ・アマキミ)から男女が一緒に暮らす夫婦(めおと)の道が始まります。

さて・・・
トヨクンヌの神は男女合わせて百二十人もの御子に恵まれましたが、その世継ぎの七世代目が、イザナギ・イザナミであり天照大神が誕生されるわけです。

クニトコタチの時代を検証してみて・・・

玉置神社にお伺いして以来、非常に気になっていたのがクニトコタチの神です。

日本書紀では一番最初に誕生した神様であり、神道流派によっては、宇宙の根源神とまで言われる重要な神様がクニトコタチの神です。

しかし何故か?古事記での扱いが極端に少ない?

お祀りする神社も少なく・・・
逆にクニトコタチの神を主祭神とする神社は、人々に強烈なパワースポットと称えられる。

パワースポットと言う言葉はあまり使いたくないのですが・・・
確かに玉置神社には只ならぬパワーを感じたことは確かです。

「艮の金神」(うしとらのこんじん)と言う“鬼門”にいる恐ろしい“猛悪の祟り神”と同一神となどと言う説もあり

なぜ?こんなに素晴らしい神様がそう呼ばれるのか・・・も不思議でした。

艮の金神と同一説

これについては・・・
明治時代ごろのある霊能力者が、そういった・・・と言うだけなので

「あーっ、こんな説もあるのかww」程度に捉えた方がいいですね。

僕には、クニトコタチの神がそんな恐ろしい祟り神とは思えませんけどね。

とにかく?
謎多き神だったのですが、色々とわかり納得しました。

この素晴らしき三世代のクニトコタチの神をまとめてクニトコタチの神としているわけですから・・・

そりゃぁ・・もう、凄くありがたい神様なのです。

 

さぁ・・・

この後、の神々は
いよいよ男女が一緒に暮らす夫婦(めおと)の道が始まります。

アマテラスやスサノオが登場するのはもう少し後のお話です・・・

 

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KAZUNORI
神様の存在を信じ年間200~300の神社仏閣をめぐっている神仏オタクです。 ★★★★★★【記事が面白かったり共感できた人は、下のボタンでシェアしてくださいね。】
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