僕の店に 縮毛矯正 で来られるお客様方の殆どが他店での縮毛矯正での失敗を体験された方です。
その方たちのお話の中で、その失敗したお店の対応を聞いていると「縮毛矯正での一番大きな学びのチャンス」を放棄しているようなお店が非常に多いです。
どんな天才でも10のうち8は失敗する
どんなに優れた人でも、その事柄において10のうち8は失敗します。
そしてその失敗の中から何を感じ何を学ぶのかが大切であり「失敗」とは一番大きな学びのチャンスなんです。
大切なのはその8/10の失敗をいかに早く体験するのかと言う事です。
何故なら、最初のうちの失敗は精神的にもそれほどキツくは無いからです。
そのキツく無い失敗を何度まで我慢できるか・・・と言うだけが成功へのただ一つの道筋だと思うのです。
世の中には失敗の体験もなくいきなり先に成功を体験される方もいますが、そう言う方は大抵その後に失敗を体験されます。
どんなに優れた人でも、その事柄において10のうち8は必ず失敗するからです。
そして・・・
後になっての失敗はかなりキツイもので、特に大人になってからの失敗は相当キツイものです。
だから失敗は、なるべく早く、なるべく若いうちに沢山しておくべきなのです。
僕の恥ずかしい話しを公開します。
実は僕は少年期~青年期にからて母親に凄く甘やかされて育ちました。
殆どの事は母親が何とかしてくれたので、何かで失敗して痛い目を見る事もなくぬくぬくと育ちました。
その結果、僕は特に「金銭的」な事に関して意識が低いというかルーズな性格になってしまいました。
もちろんそれは、母親の教育のせいだけではなく僕自身に大きな問題があったとは思いますが、とにかく甘やかされて育ったことは覚えています。
僕の10代から20代前半はバブル期で、若いころからお金の使い方が少しおかしかったと思います。
兎に角欲しいものは、後の支払いの事も考えずにローンで買うのが当たり前で、洋服ですら一回の買い物で数十万~100万単位のローンで購入していました。
美容師見習の安月給ですので、当然ローンは滞ります。
その支払いきれない、ローンで買った車やバックや洋服の代金や遊び代で借りた借金の支払いは、全て母親がケツを拭いてくれました。
かなりのクズ人間ですね。
自分で書いていて情けなくなってきました。
そのルーズさがゆえに僕は後々大人になって様々な失敗をし多くの信用もなくしました。
若いころ体験すべきだった失敗での痛い目を、こと「金銭的」な事に関しては深く体験する事が無かったからです。
で・・・大人になった今8/10の失敗をしているわけです。
大人になってからの失敗はww
もっと早く・・・
例えば少年期~青年期あたりで、「金銭的」なことで失敗していたら、きっと僕の現在は少し違ったものになっていたでしょう。
失敗した後の対処が成長のカギ
先日来られたお客様の話です。
このお客様は、とにかく今まで見たことも無いようなダメージ毛の状態でご来店頂きました。
髪はトロトロに溶けたような状態で、水に濡らすとトロロ昆布かモズクのような状態
乾かすとチリチリ・ビリビリの完全なるビビり毛です。
縮毛矯正をされる前までは、確かに多少は傷んではいたものの、ここまで酷い状態では無かったそうです。
その美容室は施術前に「失敗しても文句は言わない」というような旨の書類にサインを求めてきたと言います。
言ってみたら、最初から失敗するかも・・という前提ですよね。
しかし・・・万一そうだと判断したのならお断りをすれば良かったのです。
で・・・無理して施術して実際に大失敗です。
やり直しを求めて際来店すると「失敗しても文句は言わないという書類」を盾に「治りません」と答えるだけで何の対応も無し
そして「どこに行っても無駄だと思いますよ」と悪びれずに言われたそうです。
僕は、お客様からこの話を聞き少し怒りを覚えると同時に可愛そうな美容師だな・・・って思ってしまいました。
何故ならこの美容室は、信頼と技術と人間的な成長の全てを手に入れられる大きなチャンスを放棄しちゃったからです。
もしここで良い対応をしていたら・・・
このお客様からの信頼も得られたはずですし、美容室としても大きく成長できたはずですよね。
僕は金銭的なことでの失敗体験を早い段階ですることは出来ませんでしたが、幸い縮毛矯正に関しては、いち早く多くの失敗を体験する事ができました。
そしてその多くの失敗に向き合って来たからこそ、多くの事を学び今の矯正屋があります。
もし・・・
あなたが行っている美容室が、学びのチャンスを放棄するような美容室なら迷わず矯正屋に来てください!