〜縮毛矯正専門家が見たInstagram美容師の真実〜
こんにちは。
大阪・藤井寺で縮毛矯正専門の美容室「矯正屋」を営んでいる、つじ和典です。
今日は、ちょっと辛口になるかもしれませんが──
美容室選びに迷っている30代〜40代の女性に、ぜひ知っておいてほしい話をします。
目次
「この美容師さん、すごい!」と感動してしまったお客様

先日、縮毛矯正でご来店いただいた常連のお客様が、ある美容師さんのInstagramを見せてくれました。
そこには、
「絶対に傷まない特別なヘアカラー」
という言葉と、キラッキラに輝く美しい髪の写真がずらり。
そのお客様は、その投稿にすっかり心を奪われていて、
「一度行ってみたいなぁ…」と、僕に相談してきたんです。
その気持ち、わかります。
SNSの写真って、本当に魅力的ですからね。
でも、プロの目線で見た僕の正直な感想は──
**「なぜ、そんなに簡単に信じちゃうんですか?」**でした。
広告は「自己理解」のかたまり
Instagramも、ホームページも、テレビCMも、全部「広告」です。
広告って、要は**“自分で思ってる理想の自分”をアピールするためのツール**なんですよ。
つまりこういうことです。
「俺ってホントはスゴイんだぜ」
「私ってこんなに上手にできるのよ」
…そういう“自己理解”をそのまま見せてるのが広告。
でも、それって本当にその人の実力を表してるんでしょうか?
自己評価と他者評価はまるで違う
これは美容師に限った話じゃありません。
たとえば…
「俺って面白いでしょ?」って自分で言ってる人、だいたい面白くない。
「私ってすごく気が利くの」って言う人ほど、意外と気が利かない。
──あるあるですよね(笑)
人間って、自分のことが一番見えてない生き物なんです。
なのに、Instagramなどの広告では「私は特別です」「私にしかできない技術です」って堂々と発信してしまう。
その自己評価を他人が鵜呑みにしてしまう構図って、冷静に考えたらちょっと怖くないですか?
「絶対に傷まないカラー」って、あるわけない
お客様に見せてもらったInstagramを、プロの目線でじっくりチェックしてみました。
まず、写真はどれも加工感が強め。
艶や発色が強調されすぎていて、実際の仕上がりとは別物の印象です。
さらにキャプションには、こんな文言が並んでいました。
「絶対に傷まないヘアカラー」
「これは私にしかできない特別な技術です」
……ちょっと待ってください。
そんなもの、存在しません。
カラー剤はどんなに進化しても「化学薬品」です。
使えば多少なりとも髪に負担はかかります。
しかも、美容師は「薬機法(薬事法)」という法律のもとで施術しています。
「絶対に傷まない」なんて言い切れる時点で、その人の信用はガタ落ちです。
他人の評価こそ、信じるべき情報
じゃあ、どこを信じればいいの?って話になりますよね。
それは──他者評価です。
つまり、実際に体験したお客様の声や口コミ。
これこそが、本当の意味での「技術の証拠」なんです。
もちろん、ネットの口コミにも誇張や悪意のある書き込みはあります。
でも、全体の傾向やバランスを見れば、その美容室の“実力”や“誠実さ”は見えてくるものです。
素人が「当たりの美容室」を見つけるのは難しい
縮毛矯正に限らず、美容室選びは専門性が高い世界です。
あなたは、どの施術が良いのか、どの美容師が本物なのか、判断基準を持っていますか?
ほとんどの方が「ない」と思います。
それは当然なんです。
僕だって、盆栽やダイヤモンドの価値なんて全くわかりません。
その道の価値を見抜けるのは──
「同業のプロ」か「実際に体験した人」だけ。
だからこそ、他者評価=お客様の声が大切なんです。
広告だけで選ぶと、失敗するかもしれません
もしあなたが…
加工写真の艶にうっとりして
「私だけの特別カラー」に心奪われて
予約して施術を受けたとしても
現実がSNSと全く違ったら、どう思いますか?
しかも、髪が傷んで取り返しがつかない状態になったら──?
その“損失”は、時間でもお金でもなく、あなたの大切な髪です。
まとめ:信じるべきは「お客様の声」
広告は「自己評価」の集合体
自己評価と他者評価は全く違う
「絶対に傷まないヘアカラー」なんて存在しない
素人が技術の善し悪しを判断するのは難しい
信じるべきは「お客様の声」や実績、体験者の言葉
最後にひとこと
あなたの髪を守るのは、美容師の腕ではなく、
**あなた自身の“選ぶ力”**かもしれません。
「大阪で縮毛矯正を考えているけど、どこが本当に上手なの?」
──そんな時は、ぜひ矯正屋の口コミやブログを覗いてみてください。
華やかさはないかもしれませんが、
真っ直ぐで、誠実で、本物の縮毛矯正だけをやってます。


