先日、ある美容系のライターが書いている「良い縮毛矯正の美容室の選び方」と言う美容コラムを読みました。
そこには・・・
「髪を傷めずに柔らかく仕上げてくれる美容室を選びましょう」「トリートメント技術が高い美容室を選びましょう」と書いていましたがww
いやいやww
だからそれが解らないから困っているんじゃないのですか?
美容ライターとは言え所詮は素人なので言っている事が薄すぎて笑ってしまいました。
そりゃどこの美容室だって自店のホームページにはトリートメント技術が高いとか書きますよ。
でも素人の方がそれが本当かどうかなんてどうやって解るのでしょうか?
それがホントかどうか解らないのに、それを鵜呑みにして信じるので縮毛矯正のトラブルが後を絶たないのです。
そもそも素人のあなたが美容室のホームページを見て何が解ると言うのですか?
- 薬剤などの専門的な事
- 技術の良し悪し
- トリートメントの本当の効果
これらの良し悪しは素人であるあなたが見ても何一つ解らないはずです。
それなのに多くの人は、その「解らない事」を基に美容室を選ぼうとしています。
このブログでは、そんな素人であるあなたが縮毛矯正選びの際に見るべきポイントを書いていますので参考にして下さい。
目次
商品(サービス)には二種類のタイプがあります。
商品にはタイプ別に二種類に分けられ、それぞれのタイプで購入する際の選び方が変わってきます。
- ウォンツ商品
- ニーズ商品
➡ウォンツ商品の例としては、高級ホテル・高級レストラン・旅行・遊園地・絵画などがあり、要するに「別に必要では無いけれど欲しい商品」の事を指します。
➡ニーズ商品の例としては、ティッシュペーパーなどの日用品など「別に欲しくはないけれど必要なので仕方なく買う商品」の事を指します。
縮毛矯正はどちらのタイプに分類されるのでしょうか?
縮毛矯正は「縮毛矯正が大好きで、やりたくてやりたくて仕方がない」なんて人いないはずです。
「癖毛が嫌だから仕方なく縮毛矯正をやる」と言う美容メニューなので縮毛矯正はニーズ商品です。
実際に矯正屋でも最初にご来店される理由は「仕方がなく」です。
矯正屋まで自宅から1時間以上かかるけれど「近くに満足できる縮毛矯正の美容室が見当たらない」ので「仕方なく矯正屋に来た」と言うのが初回来店の一番の理由です。
そうなんです・・・
ニーズ商品の最大の特徴は「仕方がなく」なのです。
そして、ニーズ商品である縮毛矯正の選び方はカットやパーマなど他の美容メニューの選び方とは異なるのです。
ウォンツ商品の選び方は、欲求が刺激されて欲しくなるものなので「直感的」に選べば良いだけです。
カットやパーマなどのデザイン性が重要な美容メニューは、どちらかと言うとウォンツ商品だと言えますのでInstagramなどの投稿を見て「直感的」に選ぶのが正解かも知れませんが、縮毛矯正はニーズ商品なので「直感的」に選ぶのは間違いなのです。
ニーズ商品の代表的な例は「病院」です。
病院は、待ち時間も永いしメンドクサイけど「病気になったので仕方がなく行く」わけです。
こんなに解りやすく、しかも縮毛矯正と商品の性質が似ているものは他にはありません。
なので縮毛矯正の選び方は、あなたが病気になった時に行く病院選びと同じプロセスで探せば良い訳です。
病院を選ぶ際に最初に考えるのは「利便性」です。
病気が「風邪」程度の症状でしたら利便性を優先して近くのクリニックで十分でしょう。
しかし病状が重症や難病なら「近くて便利だから」などと言う利便性などどうだって良くなります。
縮毛矯正の場合も同じです。
- 癖毛に対する悩みの深さ
- 自分自身の美容や髪に対する拘りや価値観
それらによって、利便性を重視するのか?それとも、利便性など完全に無視して広範囲の中から適切な美容室を探すのかが変わってきます。
言い換えれば「美容室探しの検索範囲」は、あなたの悩みの深さや価値観の表れなのです。
ここからは「癖毛の悩みが深い方」や「自分自身の髪に拘りを持っている方」を対象に話しを勧めます。
重症であるあなたは何を基準に病院を選びますか?
恐らく「病院の評判」ではありませんか?
手術例も多く患者からも他のドクターからも高い評価を得られている病院を選ぶはずです。
何故なら「病院の評判」と言うのは他者評価であり他者評価が最も信頼できる情報の一つだからです。
自社の病院のホームページで「最新の設備」「最高の技術」と訴えた所で、他者評価の低い病院など信用出来ない訳です。
それなのに縮毛矯正の美容室選びでは
- Instagramのキラキラ投稿
- 最新・最高と言うホームページの謳い文句
- 薬剤や技術が特別と言う謳い文句
それら素人では理解できない事を鵜呑みにして縮毛矯正の美容室を選んでいる訳です。
それでは縮毛矯正のトラブルに巻き込まれても仕方がありません。
SNSや広告で訴えている事は、あくまでも店側の「自己理解」です。
「俺ってこんなに凄いんだぜ」と自分で言っているだけにすぎません。
そんな感じであなたに近づいてくる男をすぐに信じますか?
だから信じるべきはSNSや広告で目にする美容室側からのアピールよりも他者理解である口コミなのです。
まずは口コミの数やその内容を確認し、その上でホームページの文言やSNSの投稿を確認してください。
あなたに解らない専門的な事ばかりを書いているのは要注意です。
あなたに伝えたい気持ちが文章に出ている美容室を選びましょう。
縮毛矯正のサロンを探す方は「価格の安さ」や「利便性」を重要視するよりも「技術」や「効果」を重要視したほうが賢明です。
素人であるお客様でも簡単に「技術」や「効果」が理解できる情報が「口コミ」なのです。
薬剤の優劣やSNSの投稿(いくらでも偽装できる)などの素人では理解できない情報を元に縮毛矯正の美容室を探す事は今すぐ止めましょう。
こちらの要素も縮毛矯正の美容室選びの際に有効になる条件です