「お客様の髪が傷んでいたから」は嘘である
縮毛矯正に失敗した際、美容師からよく聞かれる一連のセリフがあります。
- 「しばらくしたら落ち着きます」
- 「トリートメントで治ります」
しかし、これらの言い訳は、現実から目を背けるための確信的な嘘に過ぎません。
一度虫歯になった歯が完全に元の健康な状態に戻ることはないのと同様に、一度傷んだ髪は二度と元の健康な状態に戻ることはありません。
たとえ最高品質のトリートメントを使ったとしても、縮毛矯正でビビリ毛になった状態を完全に修復することは不可能です。
もちろん、現状で大きく傷んだ髪が時間と共に自然と回復するという事は絶対にあり得ません。
縮毛矯正に失敗した美容師が一番多く使う嘘の言い訳
それが「お客様の髪が傷んでいたから」と言う嘘です。
この嘘に、多くのお客様が「自分の髪質が悪かったからだ」と諦めてしまっています。
しかし騙されないで下さい!
縮毛矯正によって髪がチリチリになった事と、お客様の髪が傷んでいたり髪質が悪いことは、実は関係ありません。
「お客様の髪が傷んでいたから」と言う言い訳は
- 縮毛矯正を行うことができない理由
- 縮毛矯正をお断りする理由
であるべきであって「縮毛矯正を行って髪がチリチリになった理由」では無いのです。
縮毛矯正を行う美容師の役割は、髪の傷みや髪質などの条件を考慮し、その条件に見合った適切な施術を行うことです。
お客様の髪が傷んでいる、または髪質が悪いという事は、縮毛矯正の施術条件と言うだけの事であり髪がチリチリになった理由ではありません。
「お客様の髪が傷んでいる」と言う条件であれば、その条件に見合った薬剤や技法で対処すれば良いだけの話しであり、適切な施術を行えば髪がチリチリになる事などあり得ないのです。
そして本当に「お客様の髪が傷んでいるので髪がチリチリになる可能性がある」と感じたのなら、そもそも縮毛矯正の施術を行うべきでは無かったのです。
言い換えれば「お客様の髪が傷んでいたから」と言う言い訳をすると言うことは、最初から髪がビリビリの状態になる可能性を理解していながら施術を進めたことを意味し非常に悪質な行為だと言う事なのです。
「お客様の髪が傷んでいたから」という言い訳は、あなたが交通事故に遭った後、「あなたが危険な場所にいたからだ」と開き直っている事と同じです。
だから絶対に騙されないで下さい。