お客様が家に帰ってから縮毛矯正の失敗に気が付いた
と言う話をよく聞きますが、ビビリ毛などの縮毛矯正の失敗を起こした美容師が、そのミスに気づかないという事は絶対にあり得ません。
専門的な訓練と経験を持つプロが「素人のお客様でもわかる異変」に気づかないわけが無いのです。
「お客様が家に帰ってから縮毛矯正の失敗に気が付いた」と言う事は単に彼らが、その事実に気付いた上で誤魔化し無視しているだけです。
少なくても、お会計までの仕上げの段階で、自分の犯した大きな問題に気付いているはずです。
それなのに気が付かないふりをして施術料金を頂いている訳です。
とりあえずその場をしのげばワンチャン誤魔化せるのでは無いかと言う心理と言う事です。
それって「ひき逃げ」に等しい卑怯な行為なのでは?
縮毛矯正の失敗に気付きながらそれを誤魔化す美容師の行為は、交通事故後の「ひき逃げ」に等しい悪質で卑怯な行為だと言えます。
その理由は、共に誤りを犯した後、その事実を隠蔽し責任を逃れる行動をとるからです。
道路で車を運転している際、万が一事故を起こしたとします。
このとき、適切な対応をするのが社会のルールですよね。
すなわち、被害者に対する救護、そして警察への通報など、事故を起こした者に求められる行動が存在します。
しかし、ひき逃げとは、これらの責任を全て放棄し自分自身を守るために逃走する行為です。
同様に、縮毛矯正のプロとして、お客様の髪に異常を感じた場合には適切に対処するのが美容師の責任です。
しかし、異常を感じながらもそのことを無視し、お客様に何も告げずに帰してしまう行為(お金まで取って)は「ひき逃げ」と同様の行為だと言えます。
誰もが意図的に事故を起こすわけではありませんが、万一事故が発生した場合、適切な対処を行う責任があります。
結果が悪いときは自己申告するのが美容師としての責任
私達のような技術の仕事をしているものにとっては何年もかけて積み上げてきた自分の知識や技術のミスを認める事は、それまでの自分を否定するようで中々出来ないかもしれません。
しかしだからこそ勇気をもってミスはミスだと認めないといけないと思っています。
- 伸びが悪くクセが伸びていない
- 髪の根元に折れ痕やビビリ毛などの問題がある
- 髪の毛先が傷みビビリ毛が出ている
などの状態は勿論の事、ご来店時の髪の状態から考えて想定していた仕上がりよりも結果が悪いと判断した場合は私の場合は自らその場で自己申告します。
施術の不具合は、お客様の立場で考えれば指摘しにくいものです。
その言いにくい施術の不具合を、お客様の口から言わすのではなく私自身で誤魔化さずに申告します。
それが美容師としての責任であると考えています。
縮毛矯正のトラブルを避けるため
縮毛矯正の失敗をテーマにしたブログ記事を書く背景には、縮毛矯正の問題に遭遇し、私に相談してくる方々の多さがあります。
多くの人々が縮毛矯正の失敗に直面し、同じ心配や質問を持っており、同時に縮毛矯正トラブルを軽視していることに気づきます。
縮毛矯正トラブルを受けたその後も
- 縮毛矯正の価格や利便性を優先し家からの距離などで美容室を選び
- ホームケアを怠り、今まで通りの手法を続けようとする傾向があります。
だからこそ、これらの縮毛矯正トラブル問題は軽視するべきではないという認識を共有するためブログを書いています。
残念ながら、不誠実な対応をする美容室が多い現実も事実です。
正直に言えば、縮毛矯正の失敗に直面した方々には、同情を感じますが、同時に自己責任もあるとも考えます。
安易に美容室を選ぶという行為に、問題があるからです。
結論として、縮毛矯正の事故を起こす美容室を選ばないことが重要です。