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ヘナはインドで古くから髪染めやボディペイントに使用されてきたハーブ
こんにちは大阪の縮毛矯正専門店・矯正屋の辻です。
今日は縮毛矯正とヘナの相性について書いてみたいと思います。
僕がヘナを知ったのは25年程前で店のメニューとして取り入れようと結構勉強しましたが、結局はメニュー化する事は無く今に至ります。
何故今になってヘナについて書こうと思ったかと言うと、髪が非常に細くて弱いお客様に「白髪染めを止めてヘナに変えたほうが良いですよ」と提案したところ拒否された事があるからです。
提案を拒否される事自体は別に良いのですが「拒否する理由」に問題があるように思いました。
ヘナ染めを拒否する理由とは、何時も毛染めをする美容室で「ヘナをすると縮毛矯正がかかりにくくなる」と言われヘナ染めを否定されたからだそうです。
ヘナをすると縮毛矯正がかかりにくくなるのか?
と言うと当然かかりにくくなります。
ヘナをすると髪にハリコシが出て髪が強くなりますので縮毛矯正を始めとしたパーマなどはかかりにくくなります。
ですが、それの何が悪いのですか?
縮毛矯正を始めとしたパーマなどがかかりにくくなるから良いのでは無いですか?
「パーマがかかりにくくなる」それはトリートメントでも同じ事が言えるし毛髪の補修効果のあるもの全部に言える事です。
- 縮毛矯正がかかる事が大切なのですか?
- それとも健康な髪が大切なのですか?
と言う話です。
健康な髪を求めてトリートメントをするのに「縮毛矯正がかかりにくくなる」と言う理由でヘナを避けると言うのは本末転倒的なおかしな話しです。
ヘナはトリートメントとしては非常に優れています。
その為に「縮毛矯正がかかりにくくなる」と言う弊害は出てきます。
そう言った意味では縮毛矯正とヘナは相性が悪いと言えるのかも知れません。
しかしヘナをしたからと言って縮毛矯正が全くかからないと言う訳では無く「かかりにくい」と言うだけで普通に縮毛矯正は出来ます。
健康毛だって「かかりにくい」訳ですからヘナをして丈夫になった髪にだって縮毛矯正は普通に出来る訳です。
むしろ、細く弱くヨレヨレになった髪に縮毛矯正をする事よりも安心して縮毛矯正が出来ますので「ヘナをすると縮毛矯正がかかりにくくなる」と言う理由でヘナを拒否する事は少し違うのです。
そうした話をお客様に説明した所解って下さったようで何よりです。
細くて弱い髪の人には白髪染めでは無く自宅でのヘナ染めをお勧めします。
僕がヘナをメニュー化しない理由
僕がヘナをメニュー化しない理由はただ一つ「素人でも出来る非常に簡単な物」だからです。
ヘナのやり方はネットで検索すればいくらでも出てきます。
化学的な薬物を一切使用していない安全なものなので簡単な知識さえあれば誰でもできます。
注意する点は
- 簡単だけど面倒くさい
- アレルギーの人は出来ない
- 良質なヘナを使う事が大切
ヘナをやってもトリートメント効果を感じないと言う人は質の悪いヘナを使っているか、偽物のヘナと言われるケミカルヘナを使っている場合が殆どです。
巷に出回っているヘナで「栗色に染まる」など色の種類を選べる物は化学的な染料を加えたケミカルヘナでトリートメント的な効果は期待できません。
今日本には様々なヘナが流通していますが本物で良質のヘナを見分けるのは素人のお客様には難しいかもしれませんので専門の美容師に相談されると良いかと思います。