ヘアオイルは酸化して髪に悪影響が出る!と言う誤解

ヘアオイルは酸化して髪に悪影響が出る!と言う誤解

この記事を読んでわからないことがあったり、縮毛矯正について直接相談してみたいことがあれば、お気軽にLINEからメッセージください。

公式LINEはこちらから
友だち追加

ヘアオイルは髪の毛が酸化するので使わないほうが良いのですか?

縮毛矯正後の髪のパサつき

こんにちは大阪の縮毛矯正専門店・矯正屋の辻です。

今日はホームケアで使う「ヘアオイルの酸化」について書いてみたいと思います。

Yahoo!知恵袋でこんな投稿を見つけました。

髪の毛と頭皮について質問です。ヘアオイルは髪の毛酸化するので使わないほうが良いのですか?酸化するのに美容室ではおすすめしてるので あと頭皮の保湿にローション使ったほうが良いのでしょうか?

引用元:Yahoo!知恵袋

確かに、酸化したヘアオイルを使用すると髪のダメージや汚れの原因となります。

ただし、一言でオイルと言っても色々な種類があり、それぞれ特徴が違います。

  • 植物油
  • 鉱物油
  • シリコンオイル

ヘアケア目的で使われるオイルの素材として主にシリコンオイル主体の商品と植物油主体の商品が市場に流通しています。

酸化に関しての特徴としては植物油は酸化しやすくシリコンオイルは酸化しにくいと言う特徴を持っています。

  • 植物油=酸化しやすい※2か月~持って半年で酸化
  • シリコンオイル=抗酸化力が強く空気中の酸素や紫外線では酸化しない

最初に言ったように「酸化したヘアオイルを使用すると髪のダメージや汚れの原因となる」ので植物油を主原料としたヘアオイルはあまりお勧めは出来ません。

しかしドラッグストアやECサイトなどの一般的な市場で流通しているヘアオイルは植物油主体のヘアオイルが多く占めています。

つまり酸化しやすいヘアオイルを多くの方が選んで使っている事になります。

その為「ヘアオイルは酸化して髪に悪影響が出る」と誤解される事になるのですが、実はヘアオイルがヘアケアに向いていないのでは無く「ヘアケアには向いていないヘアオイルを選んでいるだけ」と言う事が実際の所なのです。

  • 古い油のような独特な匂いがする
  • 髪の質感が悪くなってきた
  • ヘアカラーが入りづらい

そんな事を感じている場合はヘアオイル選びを間違えているのかも知れません。

植物油はデメリットばかりなのか?

ヘアケア用の植物油には、アルガンオイル、ホホバオイル、椿油、オリーブオイル、シアバターなどがありますが、これらの植物油を構成する脂肪酸の約半分はCMC類似脂質といって髪に必要なエモリエント成分なのでヘアケア素材としては実は必須なのです。

植物油は抗酸化力の強いものと併用することで酸化しにくく出来ますので、植物油とシリコンオイルをブレンドする事で酸化しにくいヘアケアオイルとなる訳です。

Yahoo!知恵袋の相談者が言う「酸化するのに美容室ではおすすめしてる」と言うのは完全に誤解で、美容室でお勧めするヘアオイルはドラッグストアなどで売られている植物油主体のヘアオイルとは違い、植物油のメリットは残しデメリットを排除したハイブリッド処方のヘアオイルで酸化しにくいヘアオイルなのです。

植物油とシリコンオイルをどれぐらいのバランスで配合するのか?によってヘアオイルの性質は大きく変わります。

しかし素人であるお客様達は、そのヘアオイルがどのような物なのかを見抜く目を持ち合わせていません。

だからドラッグストアなどで素人判断でホームケア製品を選ぶと逆効果になる事も多々ありYahoo!知恵袋での相談者のような疑問を抱くわけです。

ホームケアで使う製品選びは素人判断で行うと上手く行きません。

プロである美容師に相談するのが賢い選択です。

ヘアオイルをつけてアイロンをすると傷むと言う誤解
Instagramなどでの誤解を招く情報発信 InstagramなどのSNSで美容師さんから発信される情報で「ヘアオイルを付けてアイロンをしたら髪が傷む」と言う…
kyouseiya.com