美容室でのトリートメントの効果に期待が出来なくて『サロントリートメント離れ』をした方も少なく無いと思いますが、サロントリートメントで効果が出ないのはダメージケアの考え方が基本的に間違えているからです。
よくある間違いとして、傷んだ髪は水分量も少なくバサバサなので保水効果の高いトリートメントやオイルを使った方が良いと言う誤解です。
実は傷んだ髪に保水効果の高いトリートメントやオイルを使用する事は逆効果になるのです。
水を嫌う性質の事を「疎水」と言い、健康な髪は疎水性です。
健康な髪は水分を嫌う事から積極的に水分を髪内部から外に放出するので健康な髪は乾きやすいのです。
同時に空気中の水分を吸収する事で健康な髪は絶えず11 ~ 14%の水分量を維持しています。
このように水分を上手にコントロールする機能を持っている髪を「健康な髪」と言います。
- 健康な髪は水を嫌うので乾きやすい
- 健康な髪は水分量を維持していてしっとりしている。
水を好む性質の事を「親水」と言い傷んだ髪は親水性です。
髪のダメージが進行するとキューティクルが損傷し毛髪内部のタンパク質が流出し疎水性が失われ親水化します。
すると髪内部に水分が過剰に吸収されると同時に水分を髪内部から外に放出しようとしないので傷んだ髪はなかなか乾かないのです。
親水化し、なかなか乾かないのがダメージヘアですが、乾いてしまうと水分を5 ~ 6%ぐらいしか保持できないので乾燥するとバサバサになってしまい指道りも悪くハリ・コシも失われます。
- 傷んだ髪は水を好むので乾きにくい
- 傷んだ髪は水分量を維持出来ないので乾燥して質感も悪い
親水化した髪を疎水化に持って行く事が理想のヘアケア
理想的なヘアケアは傷んで親水化した髪を疎水化し、水分が余分に入りすぎてる状態を改善する事です。
傷んで親水化した髪が問題なのに、さらに保水効果の高いトリートメントやオイルを使用する事は逆効果でしかありません。
美容室でのトリートメントの効果が期待外れなのは、この分部の考え方が基本的に間違えているからです。

実は傷んだ髪に保水効果の高いトリートメントやオイルを使用する事は逆効果になるのです。
これはご家庭でのホームケアでも考え方は同じで、傷んで親水化した髪をいかに疎水化に持って行くのかと言う事が重要なのです。
傷んだ髪のケアに必要な事は親水化した髪を疎水性の髪に極力近づける処理が重要で、その結果カラーやパーマの持ちが良くなりハリ・コシの改善や湿気の影響を受けにくくなるなど扱いやすい髪になります。
矯正屋には徹底的に疎水化にこだわった髪質改善メニューがあります。
髪の疎水性を高めトリートメント効果の定着を向上させる事で美しい美髪が実現できますので是非一度お試し下さい。
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