初めて行く美容室を探すときには、口コミをチェックしてしまう──
それは多くの人にとって、当たり前の行動です。
でも、そこに「悪い口コミ」があったらどうでしょう?
多くの人は「やめておこうかな…」と感じてしまうかもしれません。
今回ご紹介するのは、あえて“悪い口コミ”を見て来店してくださったお客様のお話。
しかも、「逆に興味が湧いた」と笑って語る、その姿勢に僕自身がハッとさせられました。
この記事では、美容室の口コミとの向き合い方、そして誠実な仕事を見抜く視点について、
僕自身の体験を交えてお話しします。
「口コミに惑わされない選び方」──
これを知るだけでも、あなたの美容室選びの基準が少し変わるかもしれません。
目次
「悪評がきっかけで来ました」と笑う新規のお客様

先日の事、矯正屋に新しいお客様がいらっしゃいました。
施術を始めお客様と会話をしていると、その方はこう言いました。
「矯正屋さん、えらい酷い書かれようしてましたね(笑)」
最近書かれた口コミの事をおっしゃっているようです。
僕が苦笑しながら、「あんなん見て、よく来る気になりましたね」と聞くと──
「いや、ネットの情報って基本信じてないんですよ」
「自分の目で見て、体験したことしか信じない主義なんです」
…もう、めちゃくちゃ素敵な人やん!
ネガティブな口コミが、逆に“信頼”につながった
その方いわく、悪い口コミを見て逆に矯正屋に興味が湧いたそうです。
「あの口コミ、ちょっと感情的すぎて……逆に信用できなかったです」
「むしろ、“そこまで書かれる店ってどんなところなんやろ?”と思って」
そんな理由で、矯正屋の公式サイトを見て、そのネガティブな口コミよりも矯正屋の方が説得力があると思ったそうです。
僕としては、悪い口コミなんて無い方がいいに決まってるけど…
こうして“自分で判断する人”って、やっぱり一定数いらっしゃるんですよね。
美容室の口コミは「人間関係のすれ違い」でもある
美容室の口コミって、技術だけでなく相性や感情も大きく関係します。
・思った通りの接客じゃなかった
・想像よりも口調がキツかった
・自分の想いが伝わらなかった
そんな「心のすれ違い」がネガティブな言葉としてネットに残ることは、実は少なくありません。
でも、「あ、これは一方的な感情かな」と冷静に判断してくれる人が実際にいるという事が、このお客様のご来店でよく解りました。
その文章の裏にある“人間ドラマ”まで想像できる人がいる事が解って本当に勇気をもらいました。
信頼は、完璧な評価よりも“リアル”な姿から生まれる
これは僕自身、縮毛矯正専門店として25年やってきて実感していることです。
良いことばかり書かれている店が、必ずしも安心できるわけではない。
むしろ、良いことも悪いことも、ちゃんと残っている店のほうが“リアル”なんです。
そして、その中でどう向き合ってきたか──
それが信頼を生む。
誠実にやっていれば、見てくれている人は必ずいる。
それが今回の出来事で、またひとつ証明されました。
僕が大切にしているのは、“その人だけを見て向き合うこと”
過去にどんなことがあっても、どんな評価があっても、
目の前のお客様が「信じて来てくださった」その気持ちに、全力で応えたい。
だから僕は、お客様に対して真っ直ぐ向き合います。
それが僕の仕事の基本であり、矯正屋という店の信念です。
口コミは、時に“誤解”を生みます。
でもそれ以上に、“人間性”も映し出します。
僕はこれからも、誠実に、ひとりひとりのお客様と向き合っていきます。
今日のご縁に、心から感謝しています。


