こんにちは。
大阪・藤井寺で縮毛矯正専門の美容室「矯正屋」を営んでいる辻です。
今日は、美容の話のようでいて、少し不思議な“神様の話”をさせてください。
なぜそんな話を?──と思うかもしれませんが、
実は「目に見えない力」の存在って、美容ととても深く関係しているんです。
目次
「ここには確かに神がいる」──マッカーサーのつぶやき

戦後、日本にやってきた連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサー。
彼は伊勢(当時の宇治山田市)に足を運び、そこで信じがたい光景を目にします。
それは──
「街一帯が焼け野原になっているのに、伊勢神宮だけが無傷で残っていた」
実際、伊勢は戦時中に6度もの空襲を受け、街の5割が焼失。
B-29爆撃機が何度も神宮を狙って焼夷弾を投下しました。
しかし、内宮も外宮も、月夜見宮も、神社だけが奇跡のように残っていた。
中でも月夜見宮の茅葺き屋根には焼夷弾が突き刺さったまま残っていたそうですが、なぜか全部“不発”だった。
マッカーサーはその場でこうつぶやいたと言われています。
「確かに、ここには神がいる」
奇跡を信じるということ
僕はこの話を聞いたとき、妙に心が震えました。
「見えない力」って、本当にあるんじゃないかって。
現代人は合理性や科学で物事を判断しがちですが、
理屈じゃ説明できない“何か”って、やっぱりこの世にはあると思うんです。
髪にも“神威”が宿るときがある

これは僕が25年以上、縮毛矯正専門で髪と向き合ってきた中で感じたことですが──
髪って、“宿る”んです。
気持ちや想い、日々の生き方が、髪に宿る。
たとえば、心がすさんでいる人の髪はパサつきやすく、
逆に、自分を大切にしている人の髪は、どこか“生きている感じ”がある。
技術で整えることはできるけど、
“魂がこもった髪”を作るのは、その人の心の在り方なんです。
美容室は、現代の“神域”かもしれない
伊勢神宮が、神様の宿る神聖な場所なら──
美容室もまた、お客様が**心と髪を整える“清めの場”**であるべきだと思っています。
だから僕は毎日、掃除をし、空間を整え、気持ちを込めて施術にあたっています。
髪をキレイにすること。
それは、自分を信じ直すための儀式みたいなものかもしれません。
神様は「外」にいるんじゃない。「自分の中」にいる
伊勢神宮を焼け残らせたのは、単なる偶然だったのかもしれません。
でも、そこに“神が宿っている”と信じた人たちの想いが、
神域を守ったとも思えてならないんです。
同じように──
自分を大切にする想いや、美しくなろうとする気持ちがあれば、
それは髪にも、姿にも、ちゃんと現れてきます。
神様は、遠くにいるんじゃない。
あなたの中に、ちゃんといるんです。
最後に
この記事が、美容の話だったかどうかは、正直よくわかりません(笑)
でも、美容師として、
「目に見えない力を信じること」が、
本当の意味で“美しさ”につながると思っているからこそ、今日はこの話を綴りました。
たかが髪、されど髪。
髪には神が宿る。
そんなふうに思えると、明日が少し違って見えるかもしれませんね。
追伸
伊勢・月夜見宮には、今でも空襲で焼けた楠の大木が残されています。
それは、あのときの空襲の激しさと、“守られた神域”の記憶を、今に伝える証です。


