こんにちは。矯正屋の辻です。
今回は、いつもの「美容の話」ではなく、少しだけ心の話をさせてください。
歳を重ねるごとに感じる「慎重さ」や「動きづらさ」。
若い頃にはなかった“生きづらさ”みたいなものが、
ふとした瞬間に顔を出すことってありませんか?
それって、きっと誰もが持ってる「心のバケツ」に関係してるんじゃないか──
そんな風に思ったんです。
目次
俺たちみんな両手にバケツを持って生まれてきたようなもの

僕は思うんです。
人間って、みんな両手にバケツを持って生まれてきたようなもんだって。
そのバケツには、生きていくうちに
「感情」や「経験」や「責任」や「不安」──
いろんなものが“水”として溜まっていく。
子供の頃は、そのバケツもまだスカスカ。
水もほんの少しだから、多少動いてもこぼれないし、
こぼれたとしても、何のダメージもない。
だから、子供は自由に走るし、叫ぶし、壁だって蹴っ飛ばす。
全力で生きてる。
大人になると、動きが鈍くなるのはなぜか
でも、大人になると違う。
バケツの水はもう満タン。
ぎっしり詰まった“心の荷物”を、こぼさないように持ちながら生きている。
だから僕たちは、無意識に慎重になる。
- 「失敗したくない」
- 「迷惑をかけたくない」
- 「もう恥をかきたくない」
そうやって一歩一歩、よろよろと歩くようになる。
派手に走るなんてもってのほかで、
気づけば、心も身体も制限だらけになってる。
今こぼれている水よりも、これから汲む水の方が良いかも知れない

ここで、僕はあえてこう言いたい。
水がこぼれたら、新しい水を汲めばいい。
シンプルだけど、これってすごく本質やと思うんです。
こぼれたら終わりじゃない。
むしろ、こぼした分だけ、また新しいものが入ってくる余地が生まれる。
昔みたいに全力で走ったっていい。
バシャッとこぼしても、ちょっとくらい迷惑かけたって、また整えればいい。
完璧じゃない大人だって、十分かっこいいんです。
僕は60歳になりました。
美容師としてはベテランと言われる歳です。
でもいまだに、心のバケツから水をこぼすこともあります。
怒られたり、落ち込んだり、疲れたり。
「自分、まだまだやな…」って思うこと、しょっちゅうあります。
けど、最近はこう思えるようになりました。
今こぼれている水よりも、
これから汲む水の方が、もっと澄んでて、気持ちええかもしれない。
だから僕は、これからも走ります。
スピードは遅くても、泥だらけになっても、
こぼれても、また汲めばいい。
おわりに:誰もが持ってる“心のバケツ”を大切に
この話は、僕自身の実感でもあり、
これを読んでくれているあなた自身の話でもあると思っています。
誰だって不器用で、完璧じゃない。
だけど、生きてるってだけで、すごいことやと思うんです。
どうか、こぼれることを恐れずに。
どうか、自分にもう少し優しくあってください。
矯正屋の店主・辻でした。
金曜恒例の“おじさん美容師のリアルと本音”。
たまには美容じゃない話も、悪くないでしょ?
また次回、心に届く言葉を届けられたらうれしいです。
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