ー縮毛矯正の失敗そのものより、「その後の対応」で傷が深くなるー
藤井寺で縮毛矯正の相談を受けていると、
よく聞く言葉があります。
「家に帰ってから失敗に気づいたんです」
もちろん、照明やブローの影響で
その場で判断しづらいことはあります。
ただ、ここで一つだけ。
お客様が気づいた“違和感”に、施術した美容師が気づいていない。
これは、現実としてかなり考えにくいです。
今日は、失敗を責める記事ではありません。
「失敗が起きたとき、誠実な美容師はどうするのか」
その視点を持つための話です。
「家に帰ってから気づいた」は、お客様側の話
失敗の相談で多いのは
帰宅後に気づくパターンです。
乾かしたときに
手触りが違う。
指が止まる。
絡む。
引っかかる。
この時点で、初めて
「おかしい」と確信する。
これは、お客様の感覚として自然です。
ただし、ここから先は
もう一段別の話になります。
美容師が「気づかない」は、かなり起こりにくい
縮毛矯正は
薬剤と熱の組み合わせです。
結果が想定より悪いとき、
プロはわりと早い段階で違和感を感じます。
・薬剤反応が速すぎる
・流したときの手触りが変
・乾かしても収まりが悪い
・根元に折れが出ている
・毛先が危ない
こういう「予兆」は出ます。
お客様が帰宅後に気づくレベルの異変なら、
美容師側が“完全に気づいていない”ことは少ないはずです。
少なくとも、仕上げの時点で
「思ったより良くない」と感じている可能性は高いです。
失敗が一番つらくなるのは「ごまかされた」と感じた瞬間
失敗そのものより
精神的に来るのは、ここです。
気づいていそうなのに
何も言われない。
普通に会計をして
普通に帰される。
あとで連絡しても
「様子を見てください」
「乾かし方の問題かも」
「ダメージがあったから」
こういう返答で終わる。
そのとき、人は
髪だけじゃなく、信頼も同時に失います。
「これ、最初から言えたよね?」
「言わない方が都合がいいだけでは?」
そう感じた瞬間に
髪のダメージに加え、心のダメージが一段深くなります。
僕はこれを「ひき逃げ」に近い感覚だと思っている
言葉は強いですが、
感覚としては近いです。
事故自体は、誰にでも起こり得ます。
意図的に起こす人はいない。
でも、起きた後の対応には
責任がある。
交通事故でいうなら
救護と通報。
美容師でいうなら
状況説明と、その場での申告。
異変があるのに黙って帰す。
気づいているのに無視する。
それは「事故」ではなく
「逃げ」に見えてしまいます。
誠実な美容師は、結果が悪いときに先に言う
施術の不具合は、
お客様から指摘しにくいです。
言いにくい。
嫌われたくない。
揉めたくない。
だからこそ
美容師側が先に言うべきだと思っています。
僕の場合は
仕上がりが想定より悪いと判断したら
その場で自己申告します。
伸びが甘い
折れがある
毛先が危ない
想定より負担が出ている
こういうときに
お客様の口から言わせない。
ごまかさない。
それが技術職の最低限の責任だと思っています。
トラブルを避けるには「距離・値段」より「姿勢」を見る
縮毛矯正のトラブルが起きた後、
多くの方がもう一度美容室を探します。
でも、そこでまた
近いから
安いから
便利だから
で選んでしまうと
同じ不安を繰り返すことがあります。
これは責めたいわけじゃなくて
現実としてそうなりやすい、という話です。
縮毛矯正は
「髪をどうするか」以前に
「誰に任せるか」が大きい。
姿勢を見る。
言葉を見る。
説明の仕方を見る。
その材料がないときは
まずは考え方を読んで判断する。
そのほうが安全です。
結論として「事故を起こす店」を避けることが一番の対策
縮毛矯正の事故は
ゼロにはできません。
ただ、確率は下げられます。
派手さよりも
誠実さ。
自信満々よりも
怖さを知っている慎重さ。
僕はその方が
安心して任せられると思っています。
もし縮毛矯正で失敗してしまったら
チリチリになった髪は、
「乾燥しただけ」ではありません。
ただし、
すぐにすべてが手遅れになるわけでもありません。
状態によって、触るタイミングや方法が変わります。
縮毛矯正の失敗による修正施術については、
下記のページでまとめています。
美容室って結局「人」なんだと思います。
この公式ブログでは縮毛矯正について色々書いていますが。
初めて行く店ほど、技術より
「どんな人がやっているのか」が気になるはずです。
普段どんなことを考えているのか、
公式サイトではあまり話さないような日常は、こちらに書いています。
➤note記事:限界などない。停滞期があるだけだ。
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縮毛矯正の美容室は慎重に選ぶべきです。
だから矯正屋では、いきなり予約をおすすめしていません。
まずはLINEで、髪の状態や履歴を送ってください。
・ブリーチしている
・過去に失敗した
・ダメージが不安
・他店で断られた
こういった相談だけでも大丈夫です。
施術を前提にしなくても構いません。
納得できた時だけ、ご来店ください。

