2022年1月4日 愛猫のしーちゃんが永眠しました。
しーちゃんを愛して下さった皆様ありがとうございました。
目次
白猫のしーちゃんが我が家にやって来た
栃木県の保健所で殺処分寸前だったしーちゃんは保護団体の方に連れられて2013年11月2日に我が家にやってきました。
しーちゃんの正確な年齢は不明です。
赤ちゃんの頃から飼っている黒猫のめーさんと比べると結構年上に感じるので、我が家に来た時点で12歳は超えていると思う?
しーちゃんの現状を最初に知ったのは動物愛護団体さんのFacebookページでした。
Facebookページには殺処分予定の猫が9匹もいるとの事・・・
そのFacebookページを見た時は胸が締め付けられる思いでした
「飼い主に飼われていたのに殺処分依頼された命が9つもあるなんて人間ってなんて身勝手で残酷なんだろう」と・・・
しかし僕は栃木県まで引き取りに行くことが出来ないのでモヤモヤした気持ちの中で傍観するしかなかったのです。
それからというもの猫たちが心配で毎日そのFacebookをチェックしていましたが「引き取ります」と言う方が中々現れませんでした。
そして殺処分までいよいよあと3日となったところで僕は腹を決めました。
よし俺がこの猫たちを助けてやろう
早速「僕が9匹引き取ってもいいですよ」と名乗りを上げたところ、大阪に行く予定が有るので連れてきてくれるとの事でホッとしました。
結局我が家に来たのは、真っ白いメス猫が一匹だけ
他の猫たちは僕が名乗りを上げた後に続々と希望者が現れたそうで良かったです。
とりあえず名前を付けねば・・・
前の飼い主さんがつけていた名前をそのまま受け継ごうと思っていたんですが、聞くと「解らない」とのことだったので単純に白いから「シロ」しーちゃんと呼ぶことにしました。
我が家に来た日のしーちゃんはちょっと緊張気味。
自分の置かれた状況が解っているのか、僕が動くとずっと僕の後ついてきてスリスリして甘えてくる。
僕に「ありがとう」って言ってたみたいですね。
しーちゃんは、お年寄りに飼われていたらしいです。
そのお年寄りの飼い主が亡くなって遺族の方がしばらく飼っていたそうですが結局は保険所に持ち込まれたと言うことでした。
- 最愛のご主人様が亡くなった寂しさ
- その後すぐに死の恐怖に怯えながらの暮らし
- さみしさと不安を感じながらの数日
考えたら、中々ハードな経験をしーちゃんはしていた訳ですね。
安心したのか?リラックスして眠っているしーちゃんに「もーなんも心配せんでええからここでのんびり暮らせよ」って言いながら、我が家の先住猫のめーさんを見ると
嫉妬してめっちゃにらんでいたww
めーちゃん
仲良くしてなwww
猫って、こんな短期間でこんなになつくもんなんかなぁ?
我が家に来てからすぐにめちゃくちゃ付きまといます。
いつも僕の横にいてもはやストーカー(*^^*)
トイレにいくと、ドアの前に座ってるし風呂にはいって上がると必ず前にいます。
寝る時も顔の横で臭いしウザいんだけど・・・たまらなく可愛い(〃∇〃)
しーちゃんは、猫にしたら珍しく臭いんです。
しーちゃん独特の臭いがする。
でもしーちゃんのクサい臭い、わりと好きかも。
ウチに来る前は多分虐待されてたと思う。
何かを失敗したときとか思いだしたときとか「あーーーっ」って咄嗟に大きな声を出す時ってあるじゃないですか・・・
そしたらしーちゃんはダッシュで逃げよる
多分虐待されていて怖かった事覚えてるんやと思う。
その姿を見たらなんか切なくてやりきれないな。
まぁ、でもウチに来てからはまぁまぁのんびり暮らしてるから、しーちゃんの余生は幸せな時間やと思うけどな。
正確な年齢はわからんけど、もうお婆さんなのは確かやからあと何年一緒におれるのか?
「とにかく長生きして欲しい」とその時の僕は思っていた。
しーちゃんてこんな猫ちゃんだったよ
しーちゃんは人間でいうと天然で可愛い女の子って感じの猫
かわいらしい声で甘えるように鳴くので兎に角かわいい
でも、ちょっと手がかかる猫でとにかく食いしん坊!
毎朝4時すぎに起こしに来る
前足で器用にチョンチョンって僕の顔を突いて「ご飯くれぇー・・・」ってww
どんだけ食いしん坊やねん。w
吐き癖も酷くて兎に角すぐにゲロっちゃう
さらに壁をひっかく癖もあり、しーちゃんが来てから数か月で我が家の壁はぼろぼろになりましたm(。≧Д≦。)m
なるほど確かにこれは猫好きじゃなければ手に余るわ・・・
元々飼っていたお婆さんならいざ知らず、その遺族の方が猫好きじゃなければ「無理」ってなっても仕方がない感じかな。
まぁ僕は可愛いから全部許せるけどね。
アホなのか?賢いのか?しーちゃんどっちなの?
とにかくゲロをよく吐くんです・・・
しかも布団の上で
今までは、あまり文句も言わず黙ってた僕ですが、ゲロを吐かれ洗ったばかりの布団の上に上ろうとした、しーちゃんに
「しーちゃん、ダメ」
「お布団はダメ」
って言っただけなのに布団にのらない・・・
こいつ言葉わかっとるやん
アホなのか?かしこなのか?よーわからんww
来た時から、吐きぐせがあったので「吐く前は、ちゃんと言うてや」って毎回言い聞かせてたらそのうち吐く前に気持ち悪いーって言うようになった。
まぁ、当然ながら「気持ち悪いーー」とは言わないが、切なそうな顔をして「モンモンモンモン」って言って教えてくれるようになった。
この切なそうな顔がまた可愛いんだなぁ
仲良くは無いけどかなり距離は縮まってきたように思う。
あれから8年ほどたったけど、まだめーさんとしーちゃんは仲良くは無いww
でも、かなり距離は縮まってきたように思う。
ゴロゴロとじゃれあう事は無いけど、付かず離れずお互いの事は意識しあっているように見えるし仲間意識もあるように思う。
2022年は白猫しーちゃんに寄り添う事でスタート
2022年の元旦
しーちゃんは意識の無い状態で横になっています。
微かに息はしていますが、苦しさなどは一切ない感じで眠っています。
しーちゃんは昨年末より急激に弱りだしました。
12月に入ると自力で食事も出来ませんし水も飲めなくなり動物病院での2日に一度の点滴で何とか持っている状態の日々が暫く続きました。
フラフラとよろめきながら歩くしーちゃん
切なそうな鳴き声を出すしーちゃん
そんなしーちゃんを見ながら、僕は何度も「もーアカンしーちゃんが死んじゃう」と泣いた
30日の夜からいよいよ立てなくなったしーちゃん
30日の夜から立ち上がる事も出来なくなり、寝返りもうてずに同じ姿勢で寝続けるしーちゃんに、正月まで持たないんじゃないかと僕はいよいよ覚悟をしなくてはいけなくなりました。
動物病院も30日から3日までお休みと言う事もあり、どうしていいのか解らない不安感
ただ見ている事しか出来ず、泣いたり、呼びかけたりするしか出来ない無力感にジレンマを感じます。
31日すでに意識の無いしーちゃん
すでに意識は無いしーちゃんですが、時々意識が戻った感じになって首だけ少し持ち上げて手を震えながら伸ばして来て俺に触ろうとする。
その手を握って撫でてあげると、わずかに尻尾を振って答えてくれる。
「しーちゃんイイ子やったね」
「し-ちゃんかしこかったね」
って言ってあげると尻尾の先をプルプル震わせる。
猫も夢を見るのかな?
時々笑っているように見えるの僕の気のせいだと思う
でも、いい夢みて笑ってくれていると凄く嬉しい。
意識も無く眠っているはずなのに手を伸ばして僕の存在を確認しようとする。
いい夢を見てくれていたらいいんだけど・・・
昨日点滴をしていただいたおかげなのか
1月2日に動物病院で点滴をしていただいた
点滴前は時々意識を取り戻す感じだったのが、一度も意識を取り戻すことなく眠り続けている。
もしかしたら、意識を取り戻していたのは、しんどかったからなのかな?
だとしたら、点滴をした事で身体が楽になったのかな?
このまま楽に眠り続けて欲しい。
正月休みだと言うのに、病院を開けてくださった先生に感謝です。
福田獣医科クリニック
〒583-0857 大阪府羽曳野市誉田3丁目13−3
しーちゃん大好きだったよ。じゃあまたね、、しーちゃん
2022年1月4日午前3時頃
我が家の白猫しーちゃんが息を引き取りました。
動物病院の先生には息を引き取る直前に痙攣を起こすかも知れないと言われていたのですが、そう言った形跡もなく凄く安らかな顔で眠っています。
もうこれで
しーちゃんの抜け毛に悩まされる事も無くなりました。
しーちゃんのゲロのお掃除をしなくて済みます
しーちゃんの臭い匂いを嗅がなくても良くなりました。
でも、もっとしーちゃんの臭いを嗅いでいたかったし、ゲロの掃除も抜け毛も大変だったけどそれが無くなると何か寂しいよ・・
もう十分悲しんだし、覚悟はできているから大丈夫って思ってたけど
でもしーちゃん
やっぱり俺悲しいし寂しいよ。
あれから一年以上たっているけどまだしーちゃんの事を思い出すと涙が出る
しーちゃん
僕はまだもうちょっと20年ぐらい生きなきゃいけないから
虹の橋なんかで僕を待たなくて良いからね
とっとと天国に行って元々飼って貰っていたお婆さんの所に行っていっぱい甘えなさいね
僕も20年くらいしたら行くから、その時は遊んでくれよな。
しーちゃん
8年ぐらいの短い付き合いだったけど
しーちゃんが来てくれて僕は本当に幸せでした。
何度も言うけど
しーちゃん大好きだったよ
本当にありがとうね
じゃあ、またね
しーちゃん