改めましてこんにちは。大阪の縮毛矯正専門店・矯正屋の辻和典です。
矯正屋の公式LINEには縮毛矯正のトラブルの相談が非常に多く寄せられますが、その相談の中で「縮毛矯正のトラブルに対してモラルの低い美容師」と「縮毛矯正のトラブルに対して意識の低いお客様」が異常に多い事からこのブログを書きました。
縮毛矯正を失敗した美容師が隠しておきたい事を遠慮なく辛口で書いていますので多くの美容師が怒り眉をひそめる事と思います。
このブログは「縮毛矯正の失敗で痛い目にあった方の為の完全対応マニュアル」ではあるのですが、本当は縮毛矯正のトラブルに会う前に読んでいただきたい内容になっています。
■お願い・拡散希望です■
このブログがなるべく多くの方の目に触れる事で縮毛矯正のトラブルの減少に貢献できると考えています。
読んで頂いて共感頂けるようでしたらTwitterやLINEなどのSNSで拡散いただければ嬉しく思います。
ぜひ縮毛矯正のトラブルの減少にご協力ください。
■このブログでわかる事
- 縮毛矯正の失敗とは何なのか?
- 縮毛矯正のトラブルに会った時の対処方法
目次
縮毛矯正での失敗とは「癖が伸びなかった」と言う事だけしか無い
縮毛矯正の重大な過失で髪を傷めビリビリ・テロテロ・チリチリになった事と縮毛矯正で癖が伸びなかった事の両方を「縮毛矯正の失敗」と考えている人が非常に多いのですが、その両者は「失敗」と一括りにするようなものでは無く全くの別物です。
失敗とは目的としていた事柄に到達しなかった事を言います。
車の運転で言えば・・・
- 車庫に上手く車を入れれなかった
- 道に迷って目的地に着かなかった
- 大切に乗りたかったのにボディに擦り傷が付いてしまった
これが車の運転での失敗です。
縮毛矯正の場合は癖毛をストレートヘアに伸ばすと言う事がただ一つの目的な訳ですから、縮毛矯正での失敗とは「癖が伸びなかった」と言う事だけなのです。
癖が伸びなかったと言う事に施術者は気が付かないのか?
当然美容師自身が髪を乾かして仕上げをしている訳ですから、一番最後の仕上げの時にしっかりと伸びているかどうかは美容師自身が気が付くはずです。
なので癖の伸びが悪いと言う事に基本的に美容師は気付いていると思います。
ですが大抵の美容室ではそういった場合に仕上げテクニックや話術などで誤魔化してお客様を送り出す事が多いと思います。
そうなるといわゆる「不信感」につながるとは思うのですが
しかし非常に少ない事ですが場合によっては「見落としていたり」「家に帰ってから癖が出てくる」事も無いわけではないのです。
なので「癖の伸びが悪い」事で即不信感とならない方が良いと思います。
やはりほとんどの場合は施術者は気が付いていると思うので、その場合は伸びが甘かったことを自らお客様に告げる事が誠意であり、そうする事が信頼関係に繋がると思います。
癖が伸びなかったと言う失敗にあってしまったら
施術してもらった美容室に連絡して「やり直し」を申し出て下さい。
中には「伸びていなかった=一発アウト」と言う感じで二度とその美容室を利用しないお客様も居ますが、僕の感覚としてはそれはちょっと厳しすぎるような気がします。
そうした良い美容師を育成する事もお客様にとっての醍醐味なのでは無いでしょうか。
「癖の伸びが悪い」と言うのはあくまでも失敗です。
そして誰にだって失敗はあります。
しかも「癖の伸びが悪い」と言う失敗は取り返しの付く失敗です。
こうした取り返しの付く失敗には広い心と温かい目で見てあげる事も必要かと思います。
なので、癖が伸びなかったと言う失敗にあってしまったらその美容室が設定している保証期間内に「やり直し」を申し出て下さい。
「チリチリ・ビリビリ・テロテロ」になったと言うのは縮毛矯正の失敗ではなく「縮毛矯正での事故」
思いがけずに起こったイレギュラーなトラブルを「失敗」とは言いません。
例えば自動車運転の場合、人を跳ね飛ばしてしまう事を「失敗」とは言わないです
自動車運転で人を跳ね飛ばしてしまう事は「失敗」ではなく「事故」と言いますよね。
このようにイレギュラーなトラブルは失敗では無く事故なのです。
縮毛矯正でも同じです。
キレイなストレートにしてあげたい・・・と思いながら施術したにも関わらず、髪をチリチリ・ビリビリ・テロテロにしてしまう事はあくまでもイレギュラーなトラブルであって「事故」なのです。
そしてそれが「事故」である以上は「失敗」の時とは違う対応が美容室側とお客様側に求められると僕は考えています。
何故ならそれが「事故」である以上「美容室とお客様」と言う関係性では無くなり「加害者と被害者」と言う関係性になるからです。
ビリビリ・テロテロの縮毛矯正のトラブルが起こる3つの理由
縮毛矯正の事故が起こる理由は三つしかありません。
1・施術者が未熟すぎる
しかし「技術者が未熟すぎる」うちは、まだ事故は少なく小さな事故の場合が殆どです。
と言うのは未熟がゆえに注意し慎重に作業を行うからです。
2・施術者が慢心している
縮毛矯正でチリチリ・ビリビリ・テロテロになったと言う重大な事故を起こすのは、未熟な技術者が慣れてきて慢心しだしたころに一番よく事故を引き起こします。
車の事故も同じですよね「自分の運転技術は優れている」と錯覚して猛スピードで急カーブに突っ込んだり無理な追い越しをしたり無謀な運転をするとそれは事故につながります。
縮毛矯正の場合も同じで自分は上手いから失敗はしない「絶対にチリつかせないから任せて」そんな慢心が普通なら行わないような無謀な施術に繋がり本来なら不必要な無謀な事を行いチリチリ・ビリビリ・テロテロなどの縮毛矯正での事故を起こすわけです。
確かに僕もそんな錯覚に陥るときがあります。
今まで僕もチリチリ・ビリビリ・テロテロなどの縮毛矯正での事故を起こした事はありますが、必ずといっていいほどその時は慢心して調子にのっているときです。
調子に乗って「俺なら出来る・俺なら大丈夫」と危険目な髪にも余分なアタックをしてしまうのです。
絶対に大丈夫なんて絶対に無いのです。
絶対に大丈夫!絶対にチリつかせない。そんな気持ちがあると見えるものも見えなくなってしまいます。
そして普段なら絶対にしないような危険なことも平気でやってしまうのです。
自動車の運転でも、縮毛矯正の技術でも人が行う以上、とんな熟練や達人でも事故を起こす確立はゼロでは無いのです。
だから臆病なぐらいに慎重に考える事が大切なんだと思っています。
3・うっかりミスなどの不注意
医療ミスなんかもほとんどがこのうっかりミスですよね。
薬をうっかり間違えたりぼんやりしていてやるべき事を忘れてしまったり。
縮毛矯正でもこのうっかりミスは意外とおおく有るのが事実です。
縮毛矯正の事故が起こる原因はこの三つのうちのいずれかが原因でそれ以外の理由を言われてもそれらは全部嘘っぱちだと思って下さい。
美容師は決して自分の失敗を認めない
「美容師は決して自分の非を認めない」と言う事を縮毛矯正のトラブルを経験している方の口から聞きます。
「お客様の髪が傷んでいたから」と「自分の非を認めないで私の髪のせいにされた」と言う声を兎に角たくさん耳にするのです。
確かに僕の感覚でも自分の非を認めない美容師は多いような気がします。
もしかしたらそう言う風潮が今も残っているのかもしれませんね。
美容師が自分の非を認めないのはその美容師が卑怯でズルいから?では無いと僕は考えています。
恐らく・・・
多くの美容師が自分の非を認めないのは「失敗したらどうする」と言うシナリオを用意していないからだと思います。
失敗を想定していないので、実際にイレギュラーな事柄が起こるとパニくってどうしたら良いのかが解らなくなるのだと思います。
「失敗を想定していない」とは=これを慢心と言います。
逆に言うとそのような慢心をしているから縮毛矯正での重大なトラブルを引き起こすのです。
縮毛矯正の事故を起こしたと言う事に施術者は気が付かないのか?
100%気が付いています。
100%気が付いているのに気が付かなかった振りをしてとぼけているだけなんです。
しかも「癖の伸びが甘かった」と言う縮毛矯正の失敗とは違いかなり早い段階から気が付いているはずです。
もしこれに気が付かない美容師がいたとしたら、その美容師は美容師として失格であり素人以下の観察力しかないとまで言っても過言ではありません。
100歩譲って早い段階で気が付かなかったとしても、仕上げの段階では絶対に解っているはずです。
お客様が自宅に帰ってから気が付く縮毛矯正のトラブルを、施術していた美容師自身が気が付かない事などあるはずがないのです。
家に帰ってから縮毛矯正のトラブルに気が付くとはどうい事なのか
矯正屋に初めて来られるお客様の多くは他店での縮毛矯正のトラブルに会い駈け込んでくると言うパターンです。
そんな方たちの話を聞くと「美容室ではキレイだったけど自宅に帰ってシャンプーするとチリチリになっていた」と言う事が殆どです。
チリチリになったと言う縮毛矯正のトラブルって、失敗じゃ無くて事故なんですよね?
そしてその事故が起こったことを施術した美容師は100%気が付いているんですよね。
それなのに何も無かった顔してお客様を家に帰すのですか?
それって車の運転で言えば・・・
ひき逃げじゃ無いんですか?
その縮毛矯正の事故に気が付いているのに知らない顔をしてやり過ごす事なんて美容師であれば簡単に出来ます。
鍛え上げた仕上げのテクニックや様々なケア剤を駆使すれば、お客様に気付かれずに帰す事など簡単なのです。
でもそれって事の大小はあったとしても、やっている事は卑怯で許されない「ひき逃げ」と同じだと僕は思うのです。
誰もが「事故を起こそう」と思って車の運転をしている訳ではありませんが車の運転をしている以上は事故はつきものです。
万一思いがけずに人をはねてしまった場合、普通は逃げないでその被害者に対して適切な対処をしますよね。
縮毛矯正の事故も同じだと僕は思うのです。
お客様が家に帰ってから気が付くと言う事は、ひき逃げと同じく非常に悪質で卑怯な行為だと言う事です。
縮毛矯正でやらかした美容師が言うセリフは全部嘘!
- お客様の髪が傷んでいたから
- しばらくしたら落ち着きます
- トリートメントで治ります
縮毛矯正の事故を起こした時に美容師がよく言う言い訳のセリフはこんな感じです。
でもこれらは全部嘘です
一度虫歯になった歯が完全に元の健康な状態にならないのと同じように、一度傷んだ髪は二度と元の健康な状態に戻る事はありません。
どれだけ良質のトリートメントをしたところで縮毛矯正で失敗した ビビリ毛が治る事は在りませんし
ましてや今酷い状態の髪がしばらくして落ち着く事なんて有るわけが無いのです。
素人であるお客様達が一番騙される言葉は「お客様の髪が傷んでいたから」
「確かに傷んでいたし私の髪質が悪かったからなぁ」って諦める方も多いのですがその考えは間違っています。
縮毛矯正をして髪がチリチリになった原因や理由と、あなたの髪が傷んでいたり髪質が悪い事は何の関係もありません。
お客様の髪が傷んでいたり髪質が悪いと言うのは縮毛矯正を行う上の条件であって、それが理由で髪がチリチリになる訳では無いのです。
髪が傷んでいる・髪質が悪い・と言う縮毛矯正を行う上の条件をふまえた上でその条件に合った施術をするのがプロである美容師の仕事だからです。
そもそも、そうなった理由を延べて後で言い訳するのなら最初から縮毛矯正の施術などするべきでは無かったのです。
逆に言うとその言い訳をすると言う事は、最初からビリビリのテロテロになる事が解っていて施術した「確信犯」と言う事になり、さらにもっと悪質な行為だと言う事なのです。
絶対に騙されないで下さい。
お客様の髪が傷んでいたからと言う言い訳は、交通事故であなたを跳ね飛ばし逃げたひき逃げ犯が「跳ね飛ばされるような場所にいたあなたが悪い。」と言っているようなものなのですから。
ビビリ毛にされた美容室でやり直しを受けるべきなのか
人間である以上は自動車の運転と同じで「事故」を起こさない人はいない訳です。
その「事故」をどのように判断しやり直しを受けるのかどうかするのかは、その美容室との関係性やビビリ毛を出してしまった時の状況によると思います。
例えばその美容室に5年通っていた場合と初めて行った美容室の場合とでは考え方が全く変わってきます
いわゆる「信頼関係」です。
5年通っていた美容室の場合はその5年間無事故で満足していた訳ですので信頼関係は十分に築けているはずです。
もしかすると最初にその美容室に行った理由は「他店の縮毛矯正のお直し」だったかも知れません。
そうなるとお直しへの期待度もグンとアップします。
しかし、それほどまでに信頼関係が築けていた美容室でも、仕上げのテクニックや様々なケア剤を駆使し誤魔化すような事をしたとすれば、それはその美容室自身が自ら信頼関係を壊したと言う事になります。
信頼関係は一気に崩れ「ひき逃げのような事をする美容室でやり直しは出来ない」と判断されることもあるでしょう。
このように美容室との信頼関係を元にやり直しを受ける判断をしてください。
トリートメントの提案は受けるべきなのか
トリートメントでのケアを提案してくる美容室も少なくありません。
この場合に言える事はそれが無料なら提案を受ける事も良いとは思うのですが、実際にそのトリートメントで効果が期待できるのかと言えば恐らく何の効果も期待できないと思います。
良質のトリートメントをサロンでしたところで縮毛矯正で失敗した ビビリ毛が治る事はありません。
このトリートメントの提案とは言うなれば
不始末をしでかした人が菓子折りを持って行って責任を果たした感じに持って行く・・・って感じでしょうかね。
それを受け入れるか否かはトラブルを受けたあなた次第です。
万一これが有料の場合は、言わずもがな・・・絶対に受け入れるべきではありません。
「不始末をしでかした上に有料ってあるの?」と思う人も多いかと思うのですが、実は実際にこう言う話は多いのです。
欠陥住宅を売っておいてその後に定期的に修理代金を取る悪徳業者のような真似なので絶対に受け入れるべきではありません。
あなたは悪質なクレーマーですか?
世の中には普通では考えられないような異常なクレーマーや意図してクレームをつけて来てお金を搾取するような人が一定数いるのは事実です。
車の運転で解りやすく言うと・・・
- 当たり屋
- 煽り運転
縮毛矯正で言うと・・・
美容室には特に何の非も無いのに理不尽な言いがかりをつけてくる人 の事です。
矯正屋は勿論の事ですが他の美容室でも
何の非も無いのに理不尽な言いがかりをつけてくるクレーマーには強い態度で対応するはずです。
なのでもしあなたが悪質なクレーマーなら、ここから先の話を見て欲しくはありませんし悪質なクレーマーには無用の話しになっています。
ここからの話しは「お金」の絡む話になりますので、あくまでもあなたが悪質なクレーマーでは無く一般的な常識の有る普通の方だと言う前提での話になります。
縮毛矯正のトラブルで酷い目にあったのに料金は支払わなくてはいけないのか?
縮毛矯正をした当日にそのミスを自己申告する美容師は非常に稀です。
大抵の場合は仕上げのテクニックや様々なケア剤を駆使して誤魔化し何事も無かったかのように施術料金を請求する事が殆どです。
これは完全にお客様を欺き裏切る行為なのですが・・・
この場合、お客様自身がそのトラブルに気が付いていない以上は美容室側が料金を請求してくる縮毛矯正の料金を支払わないといけないでしょう。
しかしよく考えて見て下さい
この行為はひき逃げどころの話では無く跳ね飛ばされて路上に倒れているあなたの財布からお金を奪い取っていく更に悪質な行為と同じなのです。
何故事故にあった被害者がお金を払わなくてはいけないのですか?
矯正屋では縮毛矯正のトラブルに会った被害者から代金を頂く事は絶対的におかしい事だと考えています。
これだけはハッキリと言えますか、返金されるか否かは別にして少なくとも返金請求をする権利はあると言う事だけは間違いありません。
だから矯正屋ではそもそも「返金保証」という制度を設けているのですが、美容室によってはそのような考えを持たない美容室もあります。
返金請求する前に知っておく事?
まず最初に絶対に心しておいて欲しいのは、お客様の中にもとんでもなく理不尽なクレーマーが一定数いるのと同じく、美容室の中にもとんでもなく筋の通らない理屈を主張する美容室も一定数いると言う事を心しておいてください。
美容室側もお客様側も双方ともが一般的な常識の有る者同士なら話はスムーズに進みますが、どちらか一方が筋の通らない相手だったら泥沼の争いになりますのでいち早く距離を取った方が賢明だと思います。
何故ならそんな不毛な事をしても何の得にもならないからです。
筋の通らない屁理屈を主張する美容室は言ってみればバカなのです。
そしてそのバカに「バカでも分かるように説明してもバカは説明すら聞かない」からです。
いつまでたっても水掛け論のイタチごっこです。
縮毛矯正のトラブルで心にショックを受け傷つき神経質になっている心がいつまでたっても癒されることはありません。
そんなバカの為になぜあなたが何時までも心を痛めないといけないのですか?
それどころか「お客様の言いがかり」と言われクレーマー扱いにされるかもしれません。
ですから筋の通らない理屈を主張する美容室で話がこじれる様なら・・・そんなバカほっておくほうが賢明なのです。
失敗したのに返金したくない美容室の言い分
返金に応じられない理由は美容室によって様々だと思いますが、私が縮毛矯正の専門家として24年間やって来た経験の中でお客様からお聞きした「美容室が返金に応じない理由」は二つほどに絞られます。
- お客様は実際にサービスを受けている
- やり直しで対応している
要するに「自分達はサービスを提供する事でお金をもらっているので、結果は関係なく料金は発生する」と言う事なのです。
※丁度いいものを見つけました
確かに美容室の仕事は商品を売る仕事では無く役務(サービス)を提供する仕事です。
なので一見すると「自分達はサービスを提供する事でお金をもらっているので結果は関係なく料金は発生する」と言う理屈は間違っていないようにも見えますが・・・・
こんなもの根本的な考え方から大外れだと僕は思うのです。
この考えが通るのはあくまでもそれが「失敗」だった場合の話しです。
- カットしてもらったが似合っていなかった
- カラーしたけど染まりが悪かった
- 縮毛矯正をしたけど伸びが悪かった
このような失敗の場合は「技術料金の返金ではなくお直しで対応」と言う理屈が通るとは思うのですが、髪をチリチリ・ビリビリ・テロテロにしてしまう事はあくまでもイレギュラーなトラブルであって「事故」なのです。
それが「事故」である以上は「失敗」の時とは違う対応が美容室側に求められるはずです。
何故ならそれが「事故」である以上「美容室とお客様」と言う関係性では無くなり「加害者と被害者」と言う関係性になるからです。
そしてサービスを提供すると言う事への責任感も驚くほどに低いのでしょう
Yahoo!知恵袋に回答している美容師は「食事に行って思っていたのと違いまずかったからって返金できますか?」と屁理屈を言っていますが、よくこんな屁理屈を堂々と言えるものだと逆に感心しますし、こんな感覚を持った美容師に施術されるお客様が気の毒で仕方が有りません。
「食事に行ってまずかった」と言うのを美容技術に当てはめると
- カットしてもらったが似合っていなかった
- カラーしたけど染まりが悪かった
- 縮毛矯正をしたけど伸びが悪かった
と言う事なのです。
もちろんこれで「金を返せ」と言うのは理不尽で悪質なクレーマーだと言わざるを得ないですが、縮毛矯正で髪をチリチリ・ビリビリ・テロテロにされたと言う事はこのような「失敗」では無く「事故」なので「食事に行って思っていたのと違いまずかったからって返金できますか?」と言う屁理屈は通用しません。
縮毛矯正で髪をチリチリ・ビリビリ・テロテロにされたと言う事をこのYahoo!知恵袋に回答している美容師風に飲食店で例えると
ハンバーグ屋さんにハンバーグを食べに行ったら腐ったハンバーグが提供され病気になったと言うのが正しい例えでしょうね。
で・・・
Yahoo!知恵袋に回答している美容師さんに聞きたい
あなたはそんなハンバーグ屋さんに「食べたのだから仕方がない」とお金を払うのですか?
「返金しない」のは別に良いのです。
それは店としての方針ですから他人がとやかく言う問題では無いので別に良いのです。
でも・・・変な屁理屈をこねて正当化しようとする姿勢が気持ち悪くて大嫌いなんです。
正直に言えばいいんですよ
「一度貰ったお金を返すのは損したみたいで嫌だ」・・と
「僕たちはお客様に向いて仕事をしているのではなく、お金に向いて仕事をしているんです」・・と
それなのに変な屁理屈を言って自分を正当化するからムカつくんです。
「病院にかかって病気が治らなくても医療費は支払いますよね」ってバカですか?
そりゃぁ病院で病気が治らなくても費用は払うよ・・
でもそれはあくまでも病気の人が医者にかかった場合の話しなのよ
俺だって「ビビリ治し」の場合は結果に関わらず返金保証なしで料金もらうよ
そもそも「病んでる状態」で来てるんだから保証なんて出来ねーよ
でも、このケースは「健康な人がイレギュラーで病気にさせられた」んだから全く別の話しだろ。
「大丈夫、キレイにするから任せて」って請け負った上でのミスだろ
「病院にかかって病気が治らなくても医療費は支払いますよね」ってのとは全然状況が違うだろ
何でこんな屁理屈を言うのか?
バカとしか思えんわ
ホンマにこんなバカ美容師にはムカつきます。
つーちゃん興奮しすぎ
ちょっと落ち着こうね
どのように返金請求すれば良いのか?
難しく考えずに電話やLINEで髪の状態とあなたの気持ちを詳細に伝えれば良いです。
言うべきポイントは4つ
- 美容室の仕事が役務(サービス)を提供する仕事だと言う事は十分に理解していると言う事
- この状態の髪にされたことが役務を果たしたとはとてもじゃないが思えないと言う事
- 髪の状況を良くしようと足を運んだのにむしろ状況は悪くなって取り扱いが出来なくなっていると言う事
- 以上の理由で施術代金を返金して欲しいと言う事
これ以外の感情的な事を主張しても話がややこしくなるだけなので返金して欲しい気持ちとその理由だけをシンプルに伝える事をお勧めします。
ですが・・・
それで絶対に返金ができるとは限らないと言う事は理解しておいて下さい。
返金するかどうかはあくまでも美容室のモラルの問題なので返金を断る美容室もあると言う事です。
「どの部分をどれぐらい失敗されたか?」と言うのは基本的に美容師自身が絶対に理解しているはずです。
その上で「電話やLINEだと髪の状態を理解できない」「見て見ないと解らない」と言う場合は「とぼけて誤魔化す」と言う姿勢を根本的に持っている相手なので返金は難しいかもしれません。
返金交渉はなるべく早く!出来れば翌日にする
- お客様の喜ぶ顔が見たい
- 今までで一番の縮毛矯正を提供したい
そうです、どんな美容師でもあなたに奉仕する事で喜ばれ感謝される事を熱望しているのです。
そんな美容師が貴女の髪を傷めてしまったのですから美容師自身も罪悪感を抱え心を痛めているのです。
ですがそんな罪悪感や心の傷みも日が経てば薄らいでいき一週間もすれば過去のものになります。
そうなる前のまだ罪悪感の強いうちに交渉する方が相手の心にも響き目的達成の可能性が高くなります。
なるべく早く返金交渉すべきもう一つの理由
返金交渉までの間が遅くなってしまうと「他の理由で髪が傷んだのでは?」と言う言い訳を与える事になります。
また自分の過失に100%気が付いていると言う事はクレームが来る事を予測しているわけですから、時間を与えると言い訳や心の準備を相手に与える事になります。
そうならない為に縮毛矯正の事故にあったらなるべく早めに連絡をしましょう。
また交渉の前に以下の事は絶対に行わない方が良いです
- 自宅でのホームカラー等
- 他店に行って何らかの施術を受ける事(カット含む)
矯正屋でもそうですが上記の事があると責任の所在が不明になるので保証のやりようがなくなるのです。
なので上記の事が絶対にない事を証明する為にも、なるべく早めに連絡(出来れば翌日)する事をお勧めします。
決して熱くならずに冷静な状態で交渉する
縮毛矯正で酷い状態にされ感情的になる気持ちは解ります
しかしだからこそ冷静になって下さい。
感情的になると冷静な判断ができず交渉をスムーズに進める事が出来ません。
あなたが感情的になると言う事は相手も感情的になる可能性が高いからです。
縮毛矯正でとんでもない過失を犯した美容師は心に余裕がなくなっています。
「心が貧しい人」にとっては「攻撃」こそが最大の防御なのでこちらが感情的になると同じように攻撃してくる事が予想できます。
そうなると生産性ゼロの憎しみのループが始まってしまいます。
そうならない為に大切なのは相手と同じ土俵に立たないことです。
心に余裕のない相手と交渉する為の最強の武器は「冷静さ」だと言う事を覚えておいて下さい。
相手の感情に訴えかける
こちらが感情的になる事はマイナスの作用しか生み出しませんが、相手の感情に訴えかけると言う方法は交渉を進めるうえで有効な手段です。
何故なら基本的に美容師はみんな善人であり良い人だからです。
さらに自分は良い技術者であり良いサービスマンである(ありたい)と言う願望やプライドを美容師は持っています。
そうです、美容師は常に「お客様の喜ぶ顔が見たい」と思っている良い人なのです。
そんな美容師の感情に最も訴えかけられる事はあなたの困った表情や声です
信頼していた美容師に裏切られとても悲しそうなあなた自身が美容師の感情に最も訴えかけられる要素になるはずです。
感情的になって攻撃的な言葉を使うよりも100倍効果的なのはあなたの涙なのかもしれません。
相手の気持ちをしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、なんど戦っても勝つことができると言う『孫子』の教えです。
この問題を解決するときも、美容師の心情や立場を理解した上で対処すればうまくいくものです。
他店でのお直し代の請求は出来るのか
これに関しては意見は大きく分かれると思います。
矯正屋の場合ですと他店でのやり直しをご希望される場合はそれに応じます。
それは私どもの考えでは縮毛矯正の重大な過失によるビビリ毛などはあくまでも事故だと言う考えだからです。
事故である以上は施術代金を頂かない事は当然のことで、その後の責任もしっかりと果たす必要はあると考えます。
ただしその後(2回目以降)の費用の請求に応じる事は出来無いと言う事は付け加えておきます。
その理由はもしかしたらその他店での補修でさらにダメージが進行してしまうかも知れ無いので、そうなると責任の所在が矯正屋なのかその美容室なのかが解らなくなり責任の取りようがなくなるからです。
他店でのお直し代金を負担すべきなのか?と言う話は非常に難しい話しになりますが恐らくは殆どの美容室はそれを良しとは思わないでしょう。
矯正屋自身も「美容師である以上は自分の不始末は自分の技術で責任を取り補っていきたい」と言うのがホンネなのですから。
そんなダメージ毛になったのはお客様にも責任がある
確かにあなたは被害者なのかも知れません。
しかしそもそもそのダメージ毛を作った原因はあなた自身にもあると言う事を忘れないで下さい。
厳しい事を言うようですが、その美容室を選んだのはあなた自身なので安易に縮毛矯正の美容室を選んだ責任もあなたにはあると言う事です。
もちろん矯正屋を選んでくれたお客様の髪に僕が深刻なダメージを与えたら・・・
これだけ色々と言っていてそれを信じて矯正屋に来たわけですからそれは100%僕の責任だと言う事は認めます。
しかし大抵の場合はホットペッパーや安易な広告に釣られてそうなったのですから「安易に縮毛矯正の美容室を選んだ責任もあなたにもある」と言っているのです。
事故を起こしそうな施術者を見抜く方法とは
矯正屋には他店で失敗された方が駆け込んでくる事が多々あるのですが、その中でも「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」と言われたけども傷んだので矯正屋に来たという方が非常に多いです。
「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」または「うちの縮毛矯正は特別なやり方だから」と言う台詞を謳い文句にしている美容師は慢心して何も見えなくなっている可能性が高いと判断しても間違いないと思います。
化粧品扱いの薬剤だからと言っても安心な薬剤と言うことでもありませんし、縮毛矯正に特別なやり方などは存在しないのです。
存在しないものを存在する・・・
とメーカーの言うことを盲目的に信じる美容師なんてその程度の認識しか無いって事です。
「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」なんて事を言う時点で、縮毛矯正に対する意識や認識が低く浅いのです。
だから、「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」なんて事を言われたら、すぐに逃げたほうが賢明です。
縮毛矯正のトラブルが無くなる事を祈って
このブログ記事を書こうと思った経緯は
- 縮毛矯正のトラブルに巻き込まれ相談してくる方が非常に多くいる事
- 殆どの方が同じ心配をしている事
- 殆どの方が同じ質問をしてくること
- 殆どの方が縮毛矯正のトラブルを軽く考えている事
そして・・・
世の中にはあまりにも不誠実な対応をする美容室が多い事がこのブログを書こうと思った切っ掛けです。
正直に言って縮毛矯正のトラブルに会った方は気の毒だとは思いますが、同時に自業自得だとも思うのです。
縮毛矯正を甘く考え安易に縮毛矯正の美容室を選ぶことにまず問題があるのです。
また縮毛矯正のトラブルに会った後も
- ダメージ補修を値段で選ぶ
- 家からの距離などの利便性で選ぶ
- ホームケアを軽く考え今までと同じ適当な方法を変えようとしない
など非常に軽い気持ちでそれを補修する美容室を探す人も少なくないです。
そんなに軽くて甘い物じゃないんですよと言う事を少しでも理解してもらおうとこのブログを書いてみました。
結構本音で辛口に書いたので、このブログを見て怒りだす同業者は恐らく少なく無いでしょう。
そしてブログ記事を読んで憤慨するお客様もいると思います。
しかし美容師もお客様も一般常識の有る方ならここに書いている事が理解できると思いますし納得して頂けるはずです。
いずれにせよ・・・
縮毛矯正の事故は出さない事
縮毛矯正の事故を出すような美容室は選ばない事
これが大切ですね。
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