あいかわらず縮毛矯正のトラブルは後をたちません、恐らく無くならないのでは無いかと思います。
何故なら縮毛矯正のトラブルで、チリチリ・ビリビリ・テロテロの髪になった・・・と言うのは縮毛矯正の失敗ではなく「事故」だからです。
事故とは意図せず相手に損害を与えることです。
縮毛矯正のトラブルも自動車の事故も同じようなものなのです。人が行っている以上、事故は無くならないのです。
目次
縮毛矯正の失敗と縮毛矯正のトラブルは別物
ここで話す内容は、あくまでも僕の経験上での話しなので色々と意見もあるかと思います。
でも20年間・毎月70人以上の縮毛矯正をこなし続け、延べ15000件以上の縮毛矯正を施術し、縮毛矯正に関しては恐らく日本でトップクラスに経験値の高い僕が言う縮毛矯正の話しなので、ある程度は信頼性は高いと思っています。
縮毛矯正での失敗とは、ただ一つしかありません。
それは、「癖が伸びなかった」と言う事だけです。
失敗とは、目的としていた事柄に到達しなかった事を言います。
縮毛矯正は、癖毛をストレートヘアに伸ばすと言う目的を持って行うわけですから、縮毛矯正での失敗とは「癖が伸びなかった」と言う事だけなのです。
「チリチリ・ビリビリ・テロテロ」になったと言うのは縮毛矯正の失敗ではなく「縮毛矯正での事故」
例えば自動車事故の場合、故意に損害を起こしてやろうと思って事故を起こすわけではありません。
人に迷惑や損害を与える事無く安全に便利に自動車を運転しよう・・・
と思っていても、それでも起こるのが事故なのです。
縮毛矯正でも同じです。
綺麗なストレートヘアにしてあげたい。
そう考えて施術したにも関わらず、意図せずチリチリ・ビリビリ・テロテロになったと言う事なので、やはり「縮毛矯正での事故」なわけです。
なぜ縮毛矯正の事故が起こるのか?
縮毛矯正の事故が起こる理由は三つしかありません。
1・施術者が未熟すぎる
2・施術者が慢心している
3・うっかりミスなどの不注意
縮毛矯正の事故が起こる原因はこの三つのうちのいずれかが原因なのです。
「技術者が未熟すぎる」うちは、まだ事故は少ない
と言うのは、未熟がゆえに注意し慎重に作業を行うからです。
そういう意味で、まだ未熟なうちは縮毛矯正がのびなかったと言う失敗こそ多いものの、チリチリ・ビリビリ・テロテロになったと言う縮毛矯正の事故は比較的少ないのです。
施術者の慢心が事故を起こす
縮毛矯正でチリチリ・ビリビリ・テロテロになったと言う事故を起こすのは、未熟な技術者が慣れてきて慢心しだしたころに一番よく事故を引き起こします。
車の事故も同じですよね・・・
「自分の運転技術は優れている」と錯覚して
猛スピードで急カーブに突っ込んだり
無理な追い越しをしたり
そんな無謀な運転をすると、それは事故につながります。
縮毛矯正の場合も同じで
自分は上手いから失敗はしない
絶対にチリつかせないから任せて
そんな慢心が、普通なら行わないような無謀な施術に繋がり
本来なら不必要な無謀な事を行いチリチリ・ビリビリ・テロテロなどの縮毛矯正での事故を起こすわけです。
絶対に大丈夫・・・
確かに僕もそんな錯覚に陥るときがあります。
今まで僕もチリチリ・ビリビリ・テロテロなどの縮毛矯正での事故を起こした事はありますが、必ずといっていいほどその時は慢心して調子にのっているときです。
調子に乗って「俺なら出来る・俺なら大丈夫」と、危険目な髪にも余分なアタックをしてしまうのです。
絶対に大丈夫なんて絶対に無いのです。
僕は大丈夫!絶対にチリつかせない
そんな気持ちがあると、見えるものも見えなくなってしまいます。
そして普段なら絶対にしないような危険なことも平気でやってしまうのです。
僕は技術する際に、技術よりも先に「職人は臆病であれ」と言う精神が大切だと考えています。
自動車の運転でも、縮毛矯正の技術でも人が行う以上、とんな熟練や達人でも事故を起こす確立はゼロでは無いのです。
だから臆病なぐらいに慎重に考える事が大切なんだと思っています。
事故である以上、事故後の対応が大切
チリチリ・ビリビリ・テロテロなどの縮毛矯正トラブルは縮毛矯正での事故です。
自動車事故の場合、例えばひき逃げのように事故後の対応を誤ると事故ではなく事件になってしまいます。
縮毛矯正のトラブルも事故である以上、その後の対応は非常に大切です。
縮毛矯正の事故を起こした美容室がよく言うセリフを自動車事故の場合に置き換えてみると、事故を起こした美容室が無茶苦茶な事を言っているのがよくわかります。
縮毛矯正の事故を起こした時に美容師がよく言う言い訳のセリフとはこんな感じです。
「お客様の髪が傷んでいたから」
「しばらくしたら落ち着きます」
「トリートメントで治ります」
「日にちを開けて施術したほうがいいです」
これを交通事故の時のセリフに変換して見ます。
交通事故を起こしてこんなセリフを言う人ってどう思いますか?
あなたがそこに居てたからあなたが悪い。(お客様の髪が傷んでいたから)
そんな怪我ほって置いたら直る。(しばらくしたら落ち着きます)
オロナイン塗っとき。(トリートメントで治ります)
二週間してから病院行きや。(日にちを開けて施術したほうがいいです)
縮毛矯正の事故を起こした美容室がよく言うセリフって無茶苦茶じゃないですか?
こんな無茶苦茶な言い訳をして事故をうやむやにしようとする美容室は実際に数多くあります。
こんな対応で誤魔化すなんて、自動車事故で言うとひき逃げと同じではありませんか?
もはやこれは事故を通り越して事件のような気がします。
縮毛矯正の事故は事故である以上誰でも被害者にも加害者にもなる可能性があるのです。
だからこそ、その時の対応でその後の美容室の価値が大きく変わってくるのです。
加害者となってしまった場合は、自分が起こした事故から目をそらせてはいけないのです。
事故を起こしそうな施術者を見抜く方法とは
矯正屋には他店で失敗された方が駆け込んでくる事が多々あるのですが、その中でも「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」と言われたけども、傷んだので矯正屋に来たという方が非常に多いです。
「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」または「うちの縮毛矯正は特別なやり方だから」と言う台詞を謳い文句にしている美容師は慢心して何も見えなくなっている可能性が高いと判断しても間違いないと思います。
化粧品扱いの薬剤だからと言っても安心な薬剤と言うことでもありませんし、縮毛矯正に特別なやり方などは存在しないのです。
存在しないものを存在する・・・
とメーカーの言うことを盲目的に信じる美容師なんてその程度の認識しか無いって事です。
「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」なんて事を言う時点で、縮毛矯正に対する意識や認識が低く浅いのです。
だから、「化粧品扱いの薬をつけるので大丈夫」なんて事を言われたら、すぐに逃げたほうが賢明です。