縮毛矯正に限らず美容室の技術全般について「技術は出来てあたりまえ」ってよく耳にします。
- 美容師だから技術は出来てあたりまえ
- プロがするのだからキレイなストレートになってあたりまえ
あなたは本当にそう思いますか?
美容師だから、プロなのだから・・・だから技術は出来てあたりまえ。
そう思っている人は意外と多いのではありませんか?
技術は出来てあたりまえと言う嘘
よく「技術は出来てあたりまえ」と言う言葉を耳にしますが、実は技術は出来てあたりまえでは無いのです。
「技術は出来てあたりまえ」と言うのは、技術力の無い美容室が言うセリフです
そもそも技術力のある美容室は、その技術力が他の美容室との違いでありセールスポイントになります。
だから、本当に技術力のある美容室がそのセールスポイントを陳腐化するような事を言うはずがありません。
技術力のある美容室のセールスポイントである「技術力」を陳腐化し、お客様の選択ポイントを別の何かに変換するために「技術は出来てあたりまえ」と言っているのです。
要するに・・・
「技術は出来てあたりまえ」なら技術力は比較の対象にはならず「価格」や「特異性」のみが比較の対象になると言う事です。
お客様の選択基準を「技術力VS技術力」と言う図式から「技術は出来てあたりまえだから価格が安いほうがいいよね」と言う論点に持っていこうとしているのです。
そして特異性を謳いあなたを釣ろうとしている訳です。
- 特別な薬剤を使っている縮毛矯正
- 化粧品登録の薬剤だから安心・安全
- コスメ系の縮毛矯正だから優れている
確かに美容業界は非常にライバルの多い業界です。
全国的には23万店以上もの美容室が存在すると言われており、コンビ二の数(4万6千店)や信号機の数(19万機)と比べて頂ければ、美容業界がいかにライバルの多い業界なのかが解ると思います。
この圧倒的にライバルの多い環境の中で勝ち残らなくてはいけない為に、他店との違いを訴え差別化を図る必要があるのは十分に理解できます。
しかし、何度も言うように・・・
他店との差別化が図れるような特殊な技術や薬剤など存在する訳が無いのです。
だからあなたは縮毛矯正で失敗される
縮毛矯正で失敗される要因は、何も美容室だけにその要因があるわけではありません。
お客様自身にも、その要因にはあるのです
「技術は出来てあたりまえ」って、それが常識であるかのように思っている、その間違った常識を疑わないので・・・
「だからあなたは縮毛矯正で失敗される」のです。
「プロなのだから全ての美容師が、縮毛矯正を上手くやって当たり前」
だからどこで縮毛矯正をやっても同じだと・・・そんな風に思っている人も少なくないのではありませんか?
縮毛矯正とは、他の美容技術とは違うもので、非常にリスキーなものだと言う事を意識しください。
自分自身も縮毛矯正の失敗に、いつあってもおかしくないと思ってください。
縮毛矯正の技術は出来て当たり前では無い・・・
むしろ、技術の出来ない美容師が、さも出来る顔をしてやっているケースが多い
と言うことを意識するだけで縮毛矯正で失敗される確立は限りなく減らす事が出来るという事です。
技術は出来て当たり前では無い
それが、今の美容業界・・・特に縮毛矯正では現状なのです。
縮毛矯正の失敗によるトラブルがあとを絶たないのがその証拠なのです。