お客様は神様?
いやいやお客様は神様じゃないやろ
この話題は何年も前から色々な所で議論されています。
しかし矯正屋自身は「お客様は神様」だと言うスタンスで仕事をしています。
少なくともお客様は神様と思って仕事した方が心が楽だし神様相手に仕事出来る事は幸せな事だからです。
でも数年前に「お客様は神様と言っているのに神様扱いしない」と言う悪い口コミを書かれた事がありずっと悶々としていました。
なのでそろそろ僕が言う「お客様は神様」と言う意味をハッキリと明文化してみようと思い書いてみました 。
目次
お客様は神様である
『お客様は神様です』というフレーズは歌手の「三波春夫さん」から始まった言葉ですが、真意とは違う意味に捉えられたり使われたりしていることが多く現在でも様々な論争がされている言葉です。
このフレーズが真意と離れて「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」などと言う意味で捉えられる事も少なくなく、最近では「お客様は神様じゃなく人間なので対等」と言う風潮になっている事が多いようです。
確かにお客様と言えども同じ人間であり対等だとは思います。
でも矯正屋の基本的な考えとしてはお客様は神様なのです。
『お客様は神様です』というフレーズが真意とは違う意味に捉えられる理由
それは多くの方が「神=God」と捉えているからです。
確かに神を英語にすると「God」ですがGodとは西洋の神の事で、日本の神と西洋の神はその性質が全く違うものなのです。
いわゆる「全知全能の唯一神であり絶対者」が「God」です。
「全知全能の唯一神であり絶対者」なので絶対に逆らうことが出来ないのが「神」
その絶対に逆らえない存在を「お客様は神様」の神と考えているので『お客様は神様です』と言われると真意とは違う意味に捉える人が多く出る訳です。
矯正屋が言う「神」とは「God」では無く「日本の神」です。
日本神話を見ても日本の神様は非常に大らかで優しく人間に天罰を与える事など殆どありません。
敬い大切にすべき存在ではありますが、私たち人間が粗相をしたとしても「ええよ、ええよ、大丈夫気になさるな」と笑って許してくれます。
私たちが敬う事で後押しをしてくれ、私たち人間を温かく見守ってくれる存在が日本の神なのです。
そんな人にこそ「お客様」になって欲しくありませんか?
だから『お客様は神様です』と矯正屋では考えているのです。
「俺は客だぞ」と言う事を主張する人はお客様では無い
「お金を払う客なんだから何をやってもいい」という風に理不尽な間違った態度で接してくるお客もいるでしょうが、矯正屋的に考えると「そんな事言う神様なんて居ないだろ」と思う訳です。
お客様とは神様です。
そんな理不尽な事を言うあなたは神様じゃありません
仮に神様だとしても
- 死神
- 貧乏神
- 疫病神
だから「俺は客だぞ」と言うような尊大な態度をするあなたは神様では在りません。
- 身体的な攻撃をする人
- 精神的な攻撃をする人
- 過大な要求をする人
- 個の侵害をする人
- 理不尽な事を言う人
- 尊大で無礼な態度をする人
- 暴力的な言動の人
- サービスマンを見下している人
そんなカスタマーハラスメントを行う人は「神様」ではありません。
そして神様では無い人は同時にお客様でも無いわけです。
嘘は魂を殺す
カスタマーハラスメントを行う人は「神様」ではありませんので矯正屋では絶対にお客様とは扱いません。
そんな方には矯正屋に来て欲しくありませんし仕事(お金・収入)の為に心を偽って我慢して受け入れる事は絶対に致しません。
自分を偽り「お客様だから」と穏便な態度で接する事もしないと思います。
何故なら嘘は魂を殺すからです。
魂が殺されると何もかもが嫌になり楽しい事なんか何一つなくなります。
だから、嫌なお客様を「自分の心に嘘を付いて」までやりたいとは全く思いません。
もちろん施術的に不備があったり対応が悪い場合は注意して頂く事は大切でそうした指摘は寧ろ大歓迎です。
そうした事では無く「お客様」だからと言う事で理不尽な態度で接してくる人はお客様では無いと言っているのです。
「客は俺が決めるんだよ帰れバカ野郎」と言う頑固おやじが大嫌いです
そもそも僕は「お客様は神様」と思っているのですから自分がお客になった時も「神様のような良いお客」でいようと心がけています。
だから頑固おやじ的な対応をする店が大嫌いなのです。
先日YouTubeで「客は俺が決めるんだよ帰れバカ野郎」と言っている人気ラーメン店の動画を見ました。
僕自身「頑固おやじ的」な上から目線の接客をされる事が大嫌いで、いくら人気店だからと言ってそんな店には絶対に行きたく無いと思いました。
自分が嫌な事を人にしようとは思わないし、神様であるお客様に「頑固おやじ的」な尊大な態度で接する事は基本的にありません。
しかし相手がカスタマーハラスメントを行う人なら毅然とした態度で対応するでしょう。
もしあなたが私の態度を見て「尊大だ」「横柄だ」と感じたのなら、それはそのままあなたの態度だと思って下さい。
今この瞬間において目の前にいる人より大切な人はいない
僕は、お客様が僕の前にいる間は誰よりも大切な人だと思って接するようにしています。
何故ならこれは我が家の家訓であり子供たちにも「どんな状況でも今この瞬間においては目の前にいる人以上に大切な人はいないのでそのつもりで接しなさい」と教えているからです。
いわゆる一期一会と言うやつです。
だから「客は俺が決めるんだよ帰れバカ野郎」と言う頑固おやじが大嫌いだし、目の前にいる人を適当な態度で軽く扱う人も好きでは無いのです。
接客とは人を笑顔にすること
接客業のやりがいは人の役に立てるということです。
お客様が喜んだり感謝されたり笑顔で「ありがとう」と言われたときはこの仕事をやっていてよかったと心から思えます。
だからお客様を笑顔に出来ない接客は接客では無いと考えています。
僕が楽しくなる為にお客様にも笑顔でいてもらう必要があるのです。
神は人の敬によりて威を増し人は神の徳によりて運を添う
この言葉は鎌倉幕府の基本法典「御成敗式目」に書かれてある言葉です。
「神は人の敬により威を増し」
いかなる神様も人々の崇敬をうけてこそ、そのご威光を輝かすのであり御神威を高めるのは人間の敬う力である。
「人は神の徳により運を添う」
人が人としての運や人としての生命を与えられるのは神様の徳によってである
これこそが神様と人間との関係性であり神様と人間はお互いを必要としていてWin-Winの関係性なのです。
これは、お客様と私たちの関係性と全く同じです。
お客様は私たちのサービスや技術で幸せになり
私たちはお客様のおかげで生活が出来て生きていける
まさしく「お客様は神様」ですね。
もちろん僕自身が「お客様」になった時も「神様」のように振舞う事も大切な事です。
全てのお客様が神様のような存在であれば、これほど幸せな事は在りませんね。
日本の神様が大好きで自分の周りにいつも日本の神様がいて欲しいと思っています。
だから「神様のような良い人」だけが来てくれたらいいと思っています。