毛矯正の核となるのは6っのプロセス
他の美容室と矯正屋の縮毛矯正の違いについて質問される事が多いのですが、特に大きな違いなんて何もないのです。
違いがあるとすれば、縮毛矯正の基本中の基本プロセスをどれだけ重要視しているのか?の違いだけだと思うのです。
縮毛矯正の基本プロセスとは「選」「塗」「洗」「乾」「熱」「酸」と言う6っのプロセスの事です。
この、縮毛矯正に必要な6つのプロセスの一つ一つを、どれだけ正しくしかも高レベルで行うかと言う事が他の美容室と矯正屋の縮毛矯正の違いだと言えます。
縮毛矯正の基本プロセスとは
- 「選」つまり薬剤や技法を選ぶと言う事
- 「塗」つまり薬剤の塗布方法
- 「洗」つまり洗い流すという事
- 「乾」つまり髪を適度に乾燥させると言う事
- 「熱」つまりアイロンワークにおける熱の入れ方
- 「酸」つまり酸化のさせ方と言う事
この6っのプロセスをどれだけ重要視しているのか?と言う事が大切だと考えています。
今回のブログでは、その中でも「洗」と言うプロセスにフォーカスして書いてみたいと思います。
「洗」とは、つまり髪に付いた薬剤を洗う事
矯正屋の縮毛矯正で非常に大切にしているプロセスが「洗」というプロセスです。
具体的には、塗布した1剤をお湯で流した後にシャンプーする事をです。
一見すると簡単な事のように感じるプロセスですが、実は非常に重要な要素なのです。
多くの美容室では、これを適当に考えているから、キレイな縮毛矯正が出来ないと言っても言い過ぎでは無いぐらいです。
実際に矯正屋に来ている人はお解かりだと思いますが・・・
私のシャンプーや薬剤のお流しのやり方は、他の美容室のシャンプーやお流しとは全く違う事に気づくはずです。
って言う人もいますが、一言でシャンプーや流しと言っても、縮毛矯正の流しやシャンプーって一般的なシャンプーみたいに「癒し」を求めるものとは別物で、縮毛矯正なりのやり方があるのです。
それは、私のやっているシャンプーやお流しが縮毛矯正の施術に合わせたやり方だからです。
縮毛矯正の施術に合わせたやり方だから、そもそもリラクゼーションを目的としていないのです。
私は縮毛矯正を専門としていますので、一般的な美容室でやっているような「気持のいいリラックスできるシャンプー」をする事はありません。
もっと言うと、一般的なシャンプーのやり方をすると場合によっては縮毛矯正の仕上がりに悪い影響が出る事もあるのです。
縮毛矯正の場合は大量のお湯を使いスピーディに髪をすすぎます。
縮毛矯正のシャンプーや濯ぎの場合は、一般的なシャンプーとは違い大量のお湯を使って極力短い時間でしっかりと薬剤を除去する必要があります。
残留アルカリを残さないように、シャンプーボウルにお湯を溜めてチェンジリンスをしつこく繰り返したりもします。
こうする事によって、髪の中に残留したアルカリを水と入れ替えることにより髪のダメージを大きく削減させるわけです。
確かに、決して「気持のいいリラックスできるシャンプー」では無いかも知れません。
でも、縮毛矯正にとって大切なやり方なのでご理解下さい。
矯正屋にご来店の際に「洗」と言うプロセスを注意深く観察すると面白いかも知れませんね。
髪をお湯で流すと言う作業は美容師として最初に習う基本中の基本なので「ごく簡単な事」と軽視している人が多いのでは無いでしょうか?
この「洗」と言う軽視しがちな基本中の基本を見直すだけで、縮毛矯正のグレードは大きくアップします。
そうした一つ一つのプロセスを大切に日々施術をさせて頂いています。