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プロだからこそ、出来る事出来ない事をハッキリと言わなければいけない
あるTV番組でお医者様が「医者が100%病気を治すわけではない」という発言をしていました。
そしてそのお医者様の発言に対して、ある女性芸人がヒステリックに猛批判しているシーンを目にしたことがあります。
そのヒステリックな女性芸人は「それを病院側が言ったらアカン」と言うのですが・・・はたしてそうなのでしょうか?
この女性芸人の批判は、僕は違うと思うのです。
医師だからこそ、それをハッキリと言わなければいけないと思うのです。
そして患者様が、病気の治療を100%病院や医師にゆだねると言う姿勢ではいけない・・・と思うのです。
美容師も同じです。
傷んだ髪を100%直せる訳では無いですし、お客様が私たちにそれを100%ゆだねる姿勢ではダメージヘアの改善など無理なのです。
私・・・失敗しないので!
そんな決め台詞の医療系ドラマもありましたが、それはあくまでもドラマの話です。
医療行為にせよ
美容行為にせよ
100%直せるとか、失敗したことがないとか、絶対に大丈夫とか言う奴にろくなやつはいないです。
人が行う以上、そこに100%などありえません。
そもそも失敗を想定していないなんて慢心以外の何者でもないし慢心している奴は大抵失敗するのが世の常なのです。
お医者様が出来るのは、病気を治すお手伝いをすることだけです。
お医者様が出来るのは、病気を治すお手伝いをすることだけです。
本当の意味で病気を治すのは「自分自身の意思」です。
その病気を治すためにタバコやお酒をやめなさいと言っているのに気にせずにタバコを吸い暴飲暴食をする患者を医師が救う事が出来るでしょうか?
そうです、本当に大切な事は「絶対に病気を克服するぞ」という本人の強い意思が病気を治すのです。
だから・・・
お医者様にまかせっきり100%丸投げにするのは大間違いで、ヒステリックな女性芸人のように「それを病院が言ったらアカン」って言い批判するのは大間違いだと思うのです。
本当の意味で美髪を作ったり傷んだ髪を直すのは貴女の役目
私たちがあなたの髪に触れるのは、多くても年に5~6回程度で残りの360回はあなた自身が髪のケアをしているわけです。
この360日の日々のケアの意識が低いと言う事は病気を克服する気が全く無い患者と同じで、美髪作りもダメージ改善も絶対に不可能です。
いくら私たちが最高の技術で髪を奇麗にしても、残りの360日の日々のケアが悪いと髪が奇麗になるはずがないのです。
ダメージケアや美髪作りに最も大切な事はご家庭でのヘアケアです。
- どんなシャンプーを使うのか
- どんなトリートメントを使うのか
- どんなアウトバスオイルを使うのか
そういった事が大切であり、その意識の高い人だけが美髪を維持する事が出来るのです。
美髪作りを美容師に丸投げしないでください。
私たちに出来るのは美髪を作るお手伝いであって、素人のお客様にできない事を行っているだけです。
本当の意味で美髪を作ったり、傷んだ髪を直したりするのは貴女自身の意思にかかっているのです。